朝の黒板でつながる

 今年飛び込みで入った3年生。

 突然やってきた変な担任に戸惑っている感じで、1学期はまだまだ距離があるなぁと感じてましたが、関係づくりのためにと4月から私なりに蒔いてきた種がやっと芽が出てきた感じで、最近はクラスの雰囲気がとてもいいです。

 天気のいい昼下がり、給食の時間に教室のあちこちから楽しいおしゃべりが聞こえてきて、なんとも言えない楽しい気分をふと感じる瞬間があります。ぼくが教師としての幸福感を感じるのって、そういう瞬間なんですよねぇ。みんな楽しそうだなぁ、よかったなぁ、って。今週はそんな時間がたくさんあって、忙しいながらも充実している感じがしています。

 さて、今週は大会の引率で2日間学校を空けたので、朝に教室に行って黒板に落書きをしておきました。ぼくが給食当番をやっている絵を描いて当番や委員に「お仕事よろしくね」メッセージを書いておいたんですが、これが思いのほか好評だったようで、生徒もすごく喜んでて肝心のお仕事もがんばってくれた、と帰ってから副担の先生に聞きました。(黒板の隅に描いていった絵は放課後までそのまま残されていました)

 それじゃあと、調子に乗ってその日以来、毎朝教室の黒板に落書きをしています。



 とりあえず「中学生あるある」的なもの。誰もいない早朝の教室で「何描こうかなぁ」と思いを巡らす瞬間も楽しいです。

 このブログでもご紹介している4コマ漫画は初任校時代に学級通信の裏面に連載してたものですが、あれもそれなりに「学級づくり」に役立ってたたよなぁ、と改めて思います。最近はなかなか描く時間がなくてもどかしかったのですが、1コマならさっと描けるから続けられそう。しかも1時間目の授業前には消されちゃう「今だけ感」や、うちのクラスの子たちしか見られない「とっておき感」があるから、紙で配る漫画よりよいかも。

 生徒も楽しみにしてくれてて、さっそく「これ日めくりカレンダーにしましょうよ」って声も出てきました(笑) 消えちゃうから無理だよ、と言いかけて、実は自分で撮りためてるこの画像を使えばできないこともないなぁなんて考えています。

 生徒にとっても、自分にとっても、ちょっとした「朝学校に行く楽しみ」のひとつになればいいなぁと思います。