退院

 私はMINIという車に乗っています。

 前にも書いたことがあるかも知れませんが、このブログを始める際、当時いろんなことに興味のあった私は、MINIの改造&メンテナンス日誌にするか、音楽レビューを載せるブログにするか、広告批評のブログにするか、いろいろ悩みました。結果として英語教育ブログとしてスタートして、これだけ長く続けて来られたわけですが、やっぱり好きなMINIの話も今後時々書かせてもらえればと思っています。

 今年で14年目になった私のMINIはこれまで大きな故障もなく乗ってこられたのですが、今年のお盆過ぎくらいからついにエアコンが効かなくなりました。さらに、この間の日曜日の夜、運転中に急にクラッチが切れなくなってギアが入らなくなる事態に! 必死になって何回もクラッチを踏んでるうちに奇跡的にギアが入ったので、その日は辛うじて自宅までたどり着きましたが、翌朝はもう完全に動かない。ということで、レッカーされていきました。

 いつもメンテナンスをお願いしているのは、草加市にあるTRY-Rというガレージです。社長のSさんには、ほぼ14年間、愛車を診ていただいてます。

 「一見さんお断り」な感じで敷居の高いMINI屋さんもある中で、乗り始めの頃でいろいろわからないことだらけの私にもとても親切に対応してくださったので、ずっとSさんのいるお店にお世話になってきました。少し前に独立されて、今は一人でガレージを運営されています。

  (小さいながらもMINIが所狭しと並ぶガレージ)

 今回は「クラッチレリーズシリンダーよりクラッチフルードが漏れてしまってます。同時にクラッチマスターも交換になります」とのことでした。お店に行くとその部品を見せてくれて、「ここがこんな風に折れちゃってて、機能してなかったんです」と説明をしてくれます。なるほどなぁ。

 MINIは特殊な車ですから、こういう「かかりつけのお医者さん」が大切ですね。信頼できる「お医者さん」に出会えたことは、本当に幸運だと思っています。

 故障が多いイメージのあるMINIですけど、定期的にオイル交換をするなどしっかりメンテナンスをしておけば、長く乗っていくことのできる車だと思います。実際に、私なんかよりずっと古いMINIに乗っている方が、たくさんいます。

 また、どんな部品でも世界中で(そして特にファンの多い日本国内で)今でも作られているので、今回のようにエアコンやクラッチが壊れても、全取っ替えではなく、一部品(シリンダー1つ)の交換で済むのもありがたいです。(最近の車は精密すぎて、そうもいかないことが多いのではないでしょうか。)

 教員でこんな趣味の車に乗っている人もあまりいないので、生徒にもインパクト強いみたいですね。家庭訪問に行った際も、よく話題になりました。ちなみに家庭訪問中「この辺かなぁ」と徐行しながら家を探していると、マフラーの音がうるさいのでお家の方が玄関から出てきてくださって「ここですよ!」と教えてくださる、というメリットもあります。今回家のインターホンほとんど押してないかも(笑)

 古い車ですので「環境性能」という意味では最近の車に劣りますが、前述のように部品を替えながら1つの車を長く大切に乗っていくことができるということも、立派な「環境性能」なんじゃないかな、なんてことも生徒に投げかけられるんじゃないかと思っています。ま、車買い換えてくれないと、世の中の経済的にはいろいろあるんでしょうけど。

 ということで、本日無事に退院しましたので、報告がてらMINIのお話をさせていただきました。これからも大切に乗って行きたいと思っています。

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