『英語テストづくり&指導完全ガイドブック』発売!

 Twitterでは宣伝させて頂いてましたが、私も一章書かせていただいた、上山晋平編著の『英語テストづくり&指導完全ガイドブック』が、いよいよ発売になりました。amazonでも明日2/3から取り扱い開始ということで、書店にもそろそろ並びそうです。私の手元にも、さっき届きました。

 上山先生とは、英検の情報誌『STEP英語情報』でも、テストづくりについて一緒に連載を担当させていただいたことがあります。そのときのアイディアをより体系的に、より具体的に書いたものが、今回の『ガイドブック』になります。

 Part 1では、基本的なテスティングの概念やポイントを上山先生が解説。Part 2では、福島県の松本涼一先生がふだんの授業で使える小テストのアイディアを、Part 3では上山先生と一緒に広島で研鑽を積まれている先生方がリスニングやライティングなどの観点別テストの作り方を紹介しています。さらにPart 3では、広島県の山岡大基先生が「技能統合」や「言語活動」を意識した「最新型のテスト」のアイディアを解説してくれています。

 私はPart 4を担当させていただきました。「実技テストの作成&指導術」ということで、「グルグルメソッド」や「面接テスト」などの具体例をご紹介しています。実際に使っている「受験票(採点表)」などのワークシートも実物大で公開していますので、よかったら参考にしていただけると嬉しいです。

 上山先生も本書で書かれていますが、小テストも含めると年間に生徒が受ける「テスト」の数は、膨大なものになります。生徒の学習に大きな影響力を持つテストですから、教える&作成する側も、最低限のポイントは知っておくべきですし、むしろそのポイントを活かして、効果的に指導したいものです。

 とはいえ、私自身も大学の教職課程でテストづくりについて学んだ記憶もなく、現場でなんとなく経験しながら学んできたのが実際です。テスティングに関する書籍はたくさんありますが、大学院で学んだあとならともかく、現場で普通に教えていたときには、少し敷居が高く感じていました。

 本書はそんなテスティングを学ぶ上での「基礎編」として、現場の先生方や教師を目指す学生さんに有益なものになると思います。またB5版であるために、実際に生徒に配るワークシートなどが実物大で提示できるというのも、これまでのテスティング本にはなかったメリットだと思います。活用してもらえると嬉しいです。

 ということで、今年の活字登場シリーズ第2弾でした。お手に取っていただいた方には、ぜひ感想などお聞かせいただきたいです。どうぞよろしくお願いします。

 詳細は上山先生のブログ「英語教師の研修ノート」でも紹介されています。そちらもどうぞ御覧ください。