睦月

 3年生はペンタスロンに入りました。いつもだったら、Reading教材のところでやるんだけど、今年はALTの契約が2月中旬までということで、少し早めのスタート。

 あんまりじっくり会話活動をやってあげてなかった3年生だけど、やっぱり小グループでお話できるとなると、みんな一生懸命に話そうとしてくれます。これまで頭のなかに蓄積されてきた英語が溢れてくる感じが伝わってきます。でももちろん「言いたいこと」が英語にならなくてもどかしい感じも。いいですね。そういうのが「練習」であり「学習」ですよね。

 期間限定のペンタスロンみたいな形だけでなく、1班だけALTと話しているあいだ残りの班は単語テスト、みたいにローテする形でふだんからALTとお話する時間を作ってあげたいなぁと思いました。 

 3年生の最後は、いつも「3人称で書く自分史」なんですが、今年はあまり余裕がなさそうなので、もう少しシンプルな形で西野カナ風に(笑)「自分のトリセツ」を書く活動にしようかなと思っています。でもそれだと時制があまり行き来しないから、1・2年生のまとめとしてちょうどいい感じですかね。
 
 1年生は遅れ気味でやっと現在進行形。いつもどおり、iPadに撮りためた写真を使って「実況する」ことを導入したけど、厳密いいえばそれは過去に撮った写真なんだから「過去進行形」で語るべき内容だよなぁ。

 形式を一通り練習して、ドリルの例文にいろいろ触れた後、みんなでその英文は「誰が」「どんなときに」「だれに」言っているのかを考えました。

Aki and Yuki are enjoying movies now.

生徒「妹たちの世話を任されてた自分のもとに母親から電話がかかってきた時」

Ms. Kato is using the computer.

生徒「コンピュータ空いてる?って聞かれた時」

 うんうん、みんなよく考えてくれてますね。せっかくなので冠詞がaになるかtheになるかでまた違った場面にもなるね、という説明もしてみました。フォーカスしているのがMs. Katoなのかcomputerなのか、ということですね。現在進行形は「実況」に使える、と導入では言ったけど、実際には「言い訳」とか「事情の説明」とか、そんな機能もあるね、というお話も。

 ひとつひとつの英文にじっくり向き合って考える作業は、まぁ言ってみれば流行りの「言語活動」と言えそうなので、学校の英語科としても重点的に取り組んでいきたいな、と思っています。