ALTの素敵なイラストがスピーキングタスクを加速する

 ペンタスロンは昨日で最終回(第5回)を迎えて終了。みんなよく頑張っていました。

 Speakingセッションでは、ALTが5〜6人の生徒と英会話を楽しんでいました。毎回「お題」を設定して、ALTがうまくいろんな生徒に話を振りながら会話を続けるんですけど、そのお題を提示するのにトピックカードみたいなのを作っておいてね、と言っておいたら裏紙にキーワードを書いてたんだけど、苦手な子にもわかりやすいようにささっと描いたイラストも添えてくれました。

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 最初は誰でも話しやすいように、現在形で語れる"favorite"を共有。次は未来表現を使わせる、という設定。(あ、ALTがテーマも設定してくれています) もともとオーストラリアの学校で美術や建築デザインを教えていた方なので、だんだんトピックカードに気合が入ってきて、いつも手に持っているスケッチブックを使い始めました(笑) そしたら、クオリティが高い高い!((((;゚Д゚))))

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 話し手がすごくインスパイアされますよね! お題もゆるやかに難しくなってきていて、Children's Storiesはなんかは、自分たちで選んだ日本の物語をみんなで協力してALTに説明する、というナラティブなタスク。これを、意味順間違えたりするとALTがわざと大げさにリアクションしたりして、意味伝達の楽しさを十分に味わえるタスクになってました。The peach cut the old lady.が飛び出したり、 おばあさんをgrandmotherと言ったために自分のおばあちゃんのお話だと勘違いされたり、楽しいw

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 そして最終回は、春先にオーストラリアに一時帰国する際、買って行く家族へのおみやげリコメンド大作戦。先週リアルに相談されたので、「生徒に聞いてみなよ」と言っておいたら、授業のタスクになってましたw

 これも自分たちで勝手に挙げた「扇子」やら「こけし」を、必死に英語でdescribe する羽目になって、(自分たちで選んだので)やらされ感もなく頑張ってました。

 最終的には、授業の最後に「どの班のオススメが気に入った?」「どの物語をちゃんと読んでみたいと思った?」と「役に立ったレビュー」をALTに選ばせたりしたので、期せずしてかなり本格的な「タスク」になったなと思います。

 私も絵を描くのは好きなんですが、上手なイラストって、いいですねw 今回は率直に「すごい!」と感動しています。

 生徒は話せた節数(「だれが」「するです」を含むもの)をカウントしてるんだけど、積極的に話そうとする生徒が増えたなぁと思います。