Closest to the Pin

 6月もあっという間に後半ですね。大会あり、修学旅行あり、テストあり、祝日なし、で本当に忙しい6月です。ふう。

 そんな中、3年生は現在完了(継続)の疑問文を練習中。How long have you lived in Saitama?という疑問文をひたすら繰り返す口頭練習として、ちょっと一捻りしてみました。

 この質問に対する答えは、For 2 years.からFor 15 years.まで生徒によって様々。そこで、教室内でフリーに会話をさせて、相手が答えた年数をメモさせて、「合計で50になるように質問してみよう」とお題を出しました。

 最初は近くの人と会話をしていましたが、そのうち短い期間の人を探してピンポイントで質問して、ぴったり50になるように頑張っていました。3〜4分でストップさせると、クラスで1〜2人がぴったり賞。ここでニアピン賞なども確認すると盛り上がります。

 でもポイントはこの次の活動です。

じゃあ、50を超えちゃった人は次に質問したときに得た答えの分、引き算していいよ。49以下の人は足し算のままで。ただし、次はhave lived in Saitama以外の質問でもいいよ。

と指示します。

 授業のイントロでALTのバスケ歴や、クラスの生徒のピアノ歴などを全体の前で共有していましたので、そこから自由に発想して生徒は思い思いの質問を考えます。52であれば、誰かが2と答えてくれる疑問文を作ればいいわけです。結果、How long have you played the piano?だったり、How long have you been an Arashi fan?みたいな質問があちこちで生まれました。

 会話のやりとり自体には意味はない、あくまでたくさん口頭練習させるための味付けですけど、一応相手の答えには注目して意味にフォーカスできるので、私がよく言う「意味交渉のともなうパタプラ」の1つになるかな、と思います。「マイ・トーナメント」みたいな感じですね。

 生徒は面白がって取り組んでくれるので、こういう活動をいっぱい蓄積しておきたいですね。