ここのところ、いつも「久しぶりの更新」なので、今後はいちいちそう断らずに書き始めることにします。そのほうが、ブログ更新への心理的ハードルが下がると思うので。(昔はハードル低かったんですけどね…)
さて、定期テスト直前の授業でやった、英作文講座の様子を紹介。
現行の教科書では、中2の後半から名詞のカタマリ(名詞句)がたくさん登場します。それまでは時制など「する(です)」の部分がそのレッスンのターゲットになっていましたが、ここからは不定詞や動名詞など名詞句を作る機能が、手厚く扱われるようになります。中3も、2学期以降は分詞の形容詞的用法や関係代名詞など、ほとんどが名詞句の扱いですね。
名詞句の内部構造については、これまでも系統立ててやってきたので、ここらへんで久しぶりに名詞句がどんな風に文の中で使われるかを考えてみる授業にしました。
まずは、中3の教科書で登場する、a small country lying between China and Indiaやpollution like smog and acid rainなどの長い名詞句が、文の中でどの意味順ボックスに位置するかを考えます。当然、「だれが」と「だれ・なに」に入ることを再確認します。
そこで、今度はちょっとした名詞句を与えて、意味順ノートにオリジナル例文を書いてみる課題に。
今回は(意味順ノートのボックスの幅も考慮して)the small carという短めの名詞句を使用。これをまず「だれが」と「だれ・なに」の欄に書き込んで、その前後をそれぞれ考える、という流れです。
だれが | する(です) | だれ・なに | どこ | いつ | |
1 | The small car | ||||
2 | the small car |
生徒たちは思い思いの例文を書き始めます。
The small car is cool.
Mr. anfieldroad has the small car.
みたいな文を書いてくれています。(ご存知の方も多いですが、私の愛車は小さいのです→参照) 「イイね!」「イイね!」と個別にマルをつけながら巡回していると、次第に勝手に大喜利大会の様相に。
The small man has the small car.
ぐぬぬ…(うまいこと言う)
The small car was broken by Mr.(生徒名).
なぬ? これを全体に紹介したあと、名前を挙げられた生徒を当てて発表させてみると…
The small car was easy to break.
なにー!?((((;゚Д゚)))) 相談した様子はないので、偶然にもコラボしてた!
ということで、面白い英文を全体でシェアしながら、他のボックスにどんな語句が入れるのかをみんなで確認。一方で、「だれが」にThe small carを入れると、「する(です)」がほぼbe動詞になる、という課題も発見。確かに、モノを主語にして一般動詞で文を書くのって、中学生には難しいですよね。
でも少し前の授業でALTが「もっと気軽にhasを使ってみよう」とワンポイントアドバイスをしてくれていたので、それに触れて、最後にThe small car has…で文を書いてみることに。
The small car has two doors.
The small car has a white roof.
うんうん、と巡回しながら英文をチェックしていると、
The small car has nuclear weapons.
待て待て待て待て!((((;゚Д゚))))、と大喜利は続くのでした。
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