意思決定タスク「京都にもう一度行くなら、どんなプランにする?」

 今日も帰りの電車の中で、ブログ更新。

 3年生は明日までが通常授業なので、今日がラス2の英語の授業。昨年度、ラス1で取り組んだ「もう一度京都に行くとしたらどんなプラン?」というスピーキングによる意思決定タスクに取り組んでみました。昨年度の様子はこちら。

anfieldroad.hatenablog.com

  今年は、思い切って修学旅行時の班に戻して、「あの時行けなかったあの寺に!」「あそこは良かったからもう一度行きたい!」みたいな会話をしてもらうことにしました。懐かしさも相まって、結構活動としては盛り上がりました。

 もうひとつ、昨年度からの改良点は、最終的にプランを提案してもらって、プレゼンを聞いたALTに「どの班と一緒に京都に行ってみたいか」を決めてもらう、という段階を設定したこと。これにより、多少のボケなどは許しつつも「それなりに魅力的なプランにする」という方向づけはできたかなと思います。

 そのため、プレゼン後には、各グループに対してALTからの質問が飛びました。「そのお寺に2時間もいて何するの?」「移動距離長いけど、交通手段は?」「予算いくらくらい?」などなど。 

 本当は「このお寺では◯◯が体験できます」みたいなことをプレゼンに加えられればいいのだけど、そうなると今度は準備が時間かかりすぎるし、preparedなタスクに変わっていってしまうので、これくらいの「ゆるさ」というか「即興性」がちょうどいいのかな。

 一応、話し合いの途中で止めて、「提案」に使えそうな表現を確認したり、"first"や"then"のように順番を話し合うのに必要な語彙は投げ込みました。ある程度会話をして、「言いたいのに言えない」が見受けられるようになったタイミングで。

 最終的には、チャーターしたヘリコプターで移動する超セレブなプランが選ばれたりして、結構面白かったです。

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 課題としては、「話したい!」という気持ちはタスクによってドライブできたのだけど、そのせいで日本語が漏れ聞こえてきたり、One wordコミュニケーションが増えちゃったり、英語使用の質を高める点で難しさを感じました。こういうスピーキングタスクは、中学生の場合、そこが一番課題な気がします。「話したい!」が強すぎる弊害。時間を15分に区切ったのも、必要以上に焦らせてしまったかも。

 いずれにしても、昨年度と同じで、「学活でやっているような話し合いタスクは、もう英語でもできるんだよ」という感覚を、少しでも味わってもらえていれば目的達成なんですけどね。

 明日はいよいよラス1。「20年後の自分を三人称で紹介する伝記」をお互いに読み合う、文字によるコミュニケーションタスクです。