「意味順」✕「ドラえもん」の英語学習マンガが出たよ!

 まもなく8月も終わりますが、昨年の9月6日に『中学英文法「意味順」ドリル1・2』を発刊してからちょうど1年になります。おかげさまでこのあいだに多くの方に手に取っていただくことができて、増刷(『1』は3刷、『2』は2刷)までしていただいています。本当にありがとうございます。

 いくつかの中学校では、学校の副教材として学年単位で一括購入していただいているようで、こちらもありがたい限りです。『1』と『2』の2冊で3年間を学べる、というのも特に私立中学校を中心に好評だったようです。活用していただいた生徒さんたちの英語学習に少しでもお役に立てていると嬉しいです。

 

 

 さて本日は、そんな意味順に関連する最新の情報をご紹介します。2つあるので、今日はそのうちの1つをご紹介しますね。

 以前我々が勝手に「赤の書」と呼んでいる『「意味順」英語指導』発刊時にちょっと話題にしたのですが、本書の巻末にある関連書籍一覧にこんな「予告」が載っていました。

 

 

 そうです、「ドラえもん」✕「意味順」のコラボ本が作られてたんですね。そちらがついに本日発売になりましたので、さっそく近所の本屋さんで購入してきました。

 

 

 表紙には特に「意味順」の文字はありませんが、監修が田地野彰先生で、中の説明では「意味順」の枠組みが全面的に活用されています。 (関連書籍として『「意味順」ドリル』も紹介していただいています)

 ドラえもんの小話を挿みながら、文の構造を詳しく説明する読み物的学習マンガで、小学生がメインターゲットなのでしょうが、中学生が読んでも十分面白いのではないかと思います。日本語の構造との対比も書かれているので、文法用語が意外と多く登場しているのがちょっとだけ気になりますが、いずれにしても、これまで学習者向けの「意味順」入門書は、岩波ジュニアの『〈意味順〉英作文のすすめ』くらいでしたので、今後はこちらも学習者にオススメできる1冊になりそうです。(小学館のサイトでマンガ部分のサンプルが読めます)

 個人的にはドラえもんとのコラボはテンションが上がる話題なんですが、本作は作画も藤子プロの如月たくやさんで、本当に素晴らしいクオリティーで描かれているのが素晴らしいです。

 「意味順」と「ドラえもん」という私の好きな(一見無関係な)2つのものが今回こうやってつながったことが、個人的にはとても面白いし、嬉しいことです。そういう瞬間に立ち会えたことは本当に幸せなことですね。