NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE

 古畑任三郎FINALを待っているあいだになんとはなしに観てしまいました。というわけで感想を。(むしろ古畑のレビューを書くべき?) オープニングで東京の街を飛び交う姿は爽快。スパイダーマンかと思いましたよ。 そして現代の家電にオロオロするハットリくんの姿はとってもコミカル。E.T.かと思いましたよ。

 実写版ということで、ハットリくんケムマキを現代劇にどう登場させるのかは難しいところ。原作の設定を敢えて無視して置き換えたことで、すごくすっきりしました。よく考えてます。いつも意地悪なヤツも劇場版では仲間になって一緒に戦う、という設定は非常に劇場版ドラえもん的ではありますが。(w

 ケンイチ氏の成長物語とケムマキとの関わり、並行して進む謎の事件とがうまく絡み合って、なかなか惹きつけるストーリーになっていると思います。ラストで主(あるじ)のために立ち向かうハットリくんの姿はとっても凛々しい。LEONのジャン・レノかと思いましたよ。

 子供向けと切り捨てず、だまされたと思って観てみてください。ただしだまされても怒らないように。