- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/31
- メディア: 単行本
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週末にやっと観てきました。限りなくローカルなところでも評判は分かれるところでしたが、ぼくは純粋に面白かったです。
本を読んでない人たちは「展開が速すぎる」というし、最近本を読んだ人は「端折り過ぎ」というけど、ぼくみたいに1年くらい前に本を読んだ人が一番楽しめるかも。話はなんとなく頭に残ってるので展開にはついていけるし、ケチつけるほど細かいところは覚えていない。(笑) むしろ「ああ、こんな話だったなぁ」「よくまとめたなぁ」って素直に感心しちゃいます。
確かにミステリー的にはもう少しやりとりを見たかったです。ファーシュとのかけひき、ティーヴィングとのドタバタなど見せ場はもっと作れる気がします。でもまぁ、せめて(上)(下)にでも分けないと無理かな。「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリー・ポッター」みたいにファンタジーやRPGモノならともかく、ミステリーで「次回に続く…」はイライラしちゃいますかね。(^^;
世界中でこの作品を不快に感じてる信心深い方々もたくさんいるでしょうが、これだけ話題になるのは、ことがキリスト教だから。本筋をみんなが知らない作品をパロディにしても、誰も笑わないですからね。こういう自由な解釈があってもいいと個人的には思います。人に強制はできませんが。もちろん「他人に自由に考えられると苦痛だ」とまで言われたらそれこそ苦痛ですが。ラングドンも言うように「要は何を信じるかだ」だと思います。っていうか、すごく気を使って映画化されてるなぁと思いますよ。むしろ弱気なくらい。
とりあえず、まだ本も映画も見てないという方は、今本を読んで、1年後にDVDで観るってのが一番おすすめです。