ゲーム考

 授業中「ゲーム」というコトバは使わないようにしています。たとえそれが「ビンゴゲーム」だとしても「ジェスチャーゲーム」だとしても、意識して「ゲームやるよ」とは言わないようにしています。生徒に「ゲーム?」って言われても、「これはアクティビティだよ」とか「トレーニングです」と言い張っています。(頑固) だからこのブログにも「ゲーム」ってカテゴリがないんです。「ビンゴ」なら「聞く!」に分類されるんでしょうね。

 昔はそうでもなかったんですけどね。むしろ「ゲームだからさ、やろうよ」って生徒をなだめすかしてたところがありましたけどね。でも、なんだか「ゲーム」だと思うと、その時は楽しいんだけど、終わった後何も残らない感じがするんです。先生によっては、ウォーミングアップのゲームが終わって本題に入る時に、「じゃあ今日の授業に入るよ」なんて言っちゃう人もたまに見かけます。楽しいけどこれも立派な授業だよ、って言いたいんです。「英語は楽(らく)だから楽しい」って言われるのが悔しいんですよね。

 mixiの「中学校で英語を教える」コミュでもそうですけど、「何かいいゲームありませんか?」という書き込みが多いです。主に教育実習中の学生さんの書き込みかもしれませんけど、ゲームがあまり授業から独立してしまうのはもったいない気がします。小学校英語くらいまではゲームで良いと思うんですけど(「学習」というより「活動」でしょうから)、中学校ではやはり「ちょっと違う」と思ってほしいなぁと願っています。

 とはいえ、ものすごくゲーム性の高いアクティビティをよく授業に取り入れるようにしています。ALTにお任せの5〜10分間なんかは、よく「ゲーム」をやってもらってます。眠い目を開けさせるために、あの手この手を考えていますが、結果的に、「今日はなんだか活動したなぁ」と思ってもらえたら、うれしいですよね。

 というわけで、授業で使えるおもしろい「アクティビティ」か「トレーニング」ご存知でしたら、教えてくださいね。(笑)