
- 作者: 小学館ドラえもんルーム
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 単行本
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ドラえもんやパパの説教的なコトバから、スネ夫の世渡り処世術、ジャイアニズム満載のコトバの数々。いろんな種類の「ドラことば」が載っています。個人的にはジャイアンの
「うるせえ、勝ったものの勝ちだ」
なんてコトバに「なるほど〜」と納得してしまいます。(笑) いいこと言ってるなぁって。
結婚前夜にしずかちゃんのパパがしずかちゃんに語るコトバも感動的。ああいう風にのび太というキャラクターを高めて上げる場面を藤子F不二夫氏はさりげなくやってるんだよなぁ、と気づきます。いい場面です。
ところで、この本には含まれていないんだけど、個人的にぼくが気に入っているのは名作「さよならドラえもん」の中のさりげないセリフ。確かドラえもんが帰ってしまう前夜、ふとんにもぐりながらも天井を見上げて眠れないのび太が、押し入れの中のドラえもんに語りかけます。
のび「眠れない」 ドラ「ぼくも」
って(確か)これだけのやりとりなんだけど、じーんときます。お互い顔を見合わせることなく、起きていることを確認することなく、こんな会話をするんです。これってホントに少年漫画なのか? と思わせるすごく映画的な1シーンでした。
さーて、中古本屋さんでドラえもん全45巻でも買っちゃおうかなぁ。っていうか、ホントに買っちゃいそうです。まぁ、ぼくのバイブルですから。