Last Christmas / Wham!

クリスマス・タイム

クリスマス・タイム

 クリスマスソングのオムニバスCDは数多くありますね。どれも選曲がカブってるところがあると思いますが、その代表的な例がやはりこの曲でしょう。イギリスを代表するポップデュオ(この呼び名が既に古いけど)のワム!が歌う「ラスト・クリスマス」です。昨年は織田裕二君まで歌ってしまって度肝を抜きましたけど、日本人の洋楽カバーってどうしてこう怪しい雰囲気なんだろう。これだったら「抱きしめてジルバ」とかの方が幾分かマシのような…。(古)

 そんな風に日本人には昔からカバーされることの多かったワム!もこの年末再結成をするみたいですね。ジョージ・マイケルの相方アンドリュー・リッジリーも承諾し、当時のバックコーラスも従えて参加するみたい。アンドリューはイギリスの田舎で優雅に牧場を経営しているって噂だったけど、ホントなのかな? どうでもいいけど、ぼくの持っている「ラスト・クリスマス」のシングル盤ジャケットは、ジョージがサンタで、アンドリューがトナカイです。こんなんでいいんでしょうか? アンドリューの扱いが、まるで「あみんのもう片方」レベルですよ。

 さて、この曲の後半、

 I guess I was a shoulder to cry on

の部分の日本語訳が気になります。というのも、ぼくが持ってたCDの日本語訳が、

 「ぼくはただ肩を震わせて泣いているだけだったのさ」

なんて書いてあって、「ん?これ不定詞の形容詞的用法でぇ…」なんて一生懸命考えたことを思い出します。当然、「肩を貸してやるだけの存在」ってことなんだろうけど。当時、「ああ、CDの訳詞でも間違ってることがあるんだ」っていう妙な安心感と言うか、納得をした記憶があります。

 改めて聞くと悲しい歌ですね。哀しいというか。そんな気になる歌詞はこちらです。(Caroling Cornerより)