文部科学省は、4月から若手キャリア数人を公立中学校などの学校現場に出向させる方針を固めた。これまで、教育委員会などへの出向はあったものの、学校現場への出向は初めて。出向は1年間で、年3人程度を事務職員として勤務させる見通し。
文科省キャリアは教育行政を預かる立場でありながら、「学校現場の実態を知らない」と批判されることがあり、同省内部からも学校現場への出向を求める声が出ていた。このため、同省は若手キャリアに現場の実態を把握させることにした。
(毎日新聞 - 02月15日 18:10)
このブログでも再三訴え続けてきましたが、同じように感じ/考えてくださってる方は、思ったよりもたくさんいらっしゃったんですね。教育再生会議にも首相官邸にもメールしてみてよかった。(私のおかげなのか?)
「年3人程度」「事務職員として」というのはまだまだ不服ですが、いつかこういう制度が定着して、「全文科官僚が」「必ず」「教員もしくはその補助として」現場に立つようになることを期待しています。授業なんかやらなくてもいいから(そう、あなた方は免許も持ってないでしょうから)、生徒と一緒に活動したり、時には(いろんな意味で)鬼ごっこをしたり、まさに教育現場を「体感」してほしいです。「県庁の星」みたいに、目が覚めるかもよ。(w
若手と言わず、みなさんご一緒にどうぞ。あ、伊吹様もいかがですか?
2/18 追記
読売の記事だとちょっとニュアンスが違いますね。「教員として」みたいだし。そっちの方がいいと思いますが。首相官邸には再度メールを送っておきました。うちの学校に来ないかなぁ〜♪
「教育現場を知れ」文科省が若手官僚を学校教員派遣へ
文部科学省は来年度から、将来の教育行政を担う若手キャリア官僚を公立中学校などに教員として出向させることを決めた。
「文科省の官僚は教育現場の実態を知らない」との批判を受けたもので、教壇に立ち、児童・生徒と向き合うことで、現場感覚を養うのが狙いだ。手始めに教員免許を持つ入省7年目以下程度の若手数人を1年間出向させる。
文科省では、入省2〜4年目のキャリア官僚が約1か月、市町村教育委員会などで研修したり、ベテラン官僚が県教委の課長や県、市の教育長などに出向したりすることはあるが、教員としての出向は初めてとなる。
文科省は、入省7年目以下の若手官僚のうち、教員免許を持つ十数人の中から、本人の希望を勘案して出向者を決める。将来は、教員養成教育を受けていない社会人を学校現場に採用するために設けられた「特別免許状」制度を利用し、教員免許のない若手官僚も出向の対象に含めることを検討するという。
(2007年2月18日9時40分 読売新聞)