所属中学校は終業式。授業があったので式には出られませんでしたが、納会だけ顔出してきました。
で、その前に、懸案だった「教員免許更新の修了確認期限延期申請」の書類を無事に提出することができ、一安心。いやぁ、結構手間がかかりました。Twitterで愚痴ってるだけじゃ伝わらないので、ここでも書いておきます。(とはいえ、ここは教員くらいしか読まないだろうけど…)
私は免許更新1期生として講習を受講するつもりでしたが(某誌にそんな記事も書いたしね)、昨年は10年次研修だけで手一杯。とても免許更新講習を受けている暇がありませんでした。夏休みに部活がまったくできなくなっちゃう。(実際去年は10年次研修だけでも平日研修→土日に部活というほとんど休みのない夏休みでした)
で、今年はというと、実は現在「専修免許状の取得のために大学院に在籍している」ので、免許更新講習の〆切が延期できるんです。ま、本音を言えば「免除」して欲しいところですけどね。大学から戻ってから2年以内が新たな「期限」となるみたい。
そして専修免許状を取得した場合、それが「新しい免許状」ということになるので、最後に取った免許状の有効期限が10年だから、「期限」はさらに10年後(今からだと12年後)に延長される、はず。(←ここは要確認) まぁ、ダメでも現場復帰後に更新講習に行けばいいんですけど、その頃今のシステムがどうなっていることやら。改悪されていないことを望みます。
それにしても、とにかくこの手続きが面倒でした。
昨年から「免許更新の手引き」なるものを参考に、いろいろと書類を集めてきました。で、よくわかんないところもあるんだけど、書いてある通りに書類をそろえて提出してみたら、「不備」があるとのことで戻ってきた。なんと、「免許更新の手引き」がこっそりこの間の4月にリニューアルされてたらしい。なんだそれ!? 新しい手引きを見ると、申請書類の様式がそもそも変わってるわ、せっかく取った在学証明書は結局必要ないわで、ホント振り回されました。県教委の迷走ぶりが見て取れます。(←県教委も被害者といえば被害者)
しかも、「延期」を申請するだけで、2,000円(+返信切手代440円)がかかるんです。結構ばかげてるから、講習受けちゃおうかとも思ったけど、諸々の理由でそれは却下。というか、なんか悔しいので、このまま更新せずにすり抜ける道を探ってみたくなりました。「研修」自体は2年間たっぷり受けられてるわけだし。
この一連の手続きで、所属校の教頭先生のお仕事をずいぶん増やしてしまいました。ただでさえ忙しい教頭先生に、さらに余計な仕事を増やすシステムであることは間違いありません。国がやるっていうんだから、文科省の役人さんたちが免許状を持っている教員たちと直接関わって、事務作業すればいいのに。いつも教育施策はお金がかからないように現有の教員を酷使するものばかり。ま、役人としてはそれがスマートな施策ではあるんだろうけど。困ったもんです。
そして、この制度が始まった時に、自治体の長や教育委員会が反発しなかったのが謎です。あんなに研修やってるんだから、「うちはちゃんと10年次研修やってますから、不必要です!」って胸張って言えばいいのに。もしくは、「うちの県は年次研修で充実した内容をやってますから、それで読み替えます」とか。もう少し、身内の制度とか職員とかを褒める首長がいればいいのになぁ、といつも思います。「職員」だってたいていの場合は誇れる「県民」なんだから。
でも、心にひっかっかってた面倒な作業が片付いたので、気持ちよく夏休みが迎えられます。あ、大学の授業はまだまだ続くんですけど…。
(追記)
なお、この手続き等に関しては都道府県によって異なると思いますので、該当の方は必ずご自身の所属する自治体のマニュアルをご覧下さい。
(8月12日さらに追記)
結局、この申請は受理されませんでした。県によって違うと思うので、ご注意ください。詳しくはこちらから。