中学生の夢

中学生の夢―47都道府県47人の中学生の夢

中学生の夢―47都道府県47人の中学生の夢

 買い物帰りにふらっと立ち寄った紀伊国屋で発見。47都道府県の中学生を1人ずつ紹介しています。彼らは等身大のコトバで自分の夢を語ります。それはプロスポーツ選手になることだったり、「一人暮らし」することだったりと様々。でもそんな夢を持った「きっかけ」を語っていること、そして本人の生き生きとした表情が大写しでレイアウトされたデザインがすごく胸に響きます。

 そしてそして一番のサプライズが、「埼玉代表」の中学生が前任校の子だったこと。元同僚である音楽教師に憧れて「教師」を志すその生徒を、そういうえば数週間前に演奏会で見かけました。表現力のあるおもしろい子でした。

 嬉しいような悔しいような不思議な気分。うらやましいのかな、やっぱり。この生徒に?先生に? 自分は自分の歩幅でしか進めない。でもどれくらい歩いて来れたのか、不安になるのです。この本を読んだ生徒たちも、こんな風に共感したり、焦ったりするのかな。それすらも「きっかけ」として人を動かすのかな。

 「日本中の学校の現場に夢を!」というスローガンがなんかうれしいですね。メディアがこんな風に学校を応援してくれるといいんですけどね。ちなみに、他にも「高校生の夢」「先生の夢」というシリーズがあります。詳しくは「日本ドリームプロジェクト」を参照。
高校生の夢―47都道府県47人の高校生の夢先生の夢―47都道府県47人の先生の夢
 あ、ちなみに「先生の夢」にも見たことある先生が登場してました。近隣の学校の方で、先日出張でご一緒した方でした。世間は狭いです。