ラーメンズ小林プロデュース

小林賢太郎プロデュース公演 「Sweet7」 [DVD]

小林賢太郎プロデュース公演 「Sweet7」 [DVD]

 ラーメンズ小林賢太郎プロデュース作品を2本。うーん、やっぱりこの人、天才だ。

 言葉と映像。音声と文字。図形と色。いろんなものを並べてみて、その違いや共通点を笑いにしてしまう。その場その場で見えてくる一つの絵が、別の話の中で見た風景に重なってしまう。あるいは、そんな風景の中で動き出してしまう。うーん、やっぱり天才だ、この人。

 Potsunenは一人舞台。コントというより、マジックあり、パントマイムありと彼の持つスキルが十二分に楽しめる。プロデューサーであり、パフォーマーなんだなぁ。

 Sweet7は、片桐仁を「3人目」として描きたかったという舞台。いつもは自分と対比しながら描く片桐を、集団の中でどう「見せる(魅せる)」のか、考えながら書いたそうです。小ネタにいたるまで小林の意図が見え隠れしていて、小林の頭の中をのぞき込んでいるかのよう。劇作家としての小林の仕事をはじめて体感しました。

 あー、この調子じゃ、これまでに出ているKentaro Kobayashiプロデュース作品のDVDすべてに手を出してしまいそう。うーん。とりあえず、この春におこなわれるソロライブのチケットを(今さらながら)どこかで手に入れたいなぁ。もう無理だろうけど。