今月のテーマは「マインドマップ」。トニー・ブザン氏が提唱する画期的なノート術。脳の使い方を考える手法です。このマインドマップの基本的な考え方と手順、そしてマインドマップを実際に活用して問題解決にあたるという実践(実習)をおこないました。
マインドマップについて詳しく学びたければ、トニー・ブザンの公式サイトや神田昌典氏のサイト等を参照のこと。あ、あとブザン氏の書籍もよいのですが、やや中級者向けとか。
- 作者: トニー・ブザン,バリー・ブザン,神田昌典
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/03
- メディア: 単行本
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- 作者: ウィリアム・リード
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2005/09/02
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このマインドマップに必要なのは真っ白い紙とたくさんのカラーペン。文房具好きにはビビッとくるツールです。何かを始めるとき、ツールって大切ですよね。あ、コンピュータ用のソフトウェアもあるそうなので、ますます興味津々。Mac版出ないかなぁ。
Buzan's iMindMap日本語版スタンダード・エディション アカデミック価格
- 出版社/メーカー: ALMA VISTA
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: CD-ROM
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そして次は、「英語教育が抱える問題」のマインドマップ化にも挑戦。個別のマインドマップをもとに、1つの問題点にターゲットを絞り、この課題を今度は集団でマインドマップ化。こういう使い方があるんだぁ。会議等で使われるというのは、こういう手法なのでしょう。
今回の議論で出てきた問題点は「英語教育においてゴールが明確ではないこと」でした。指導者のスタンスの「違い」をどうとらえるか、みんなでホワイトボードを囲んで話し合いましたが、「実用的な英語能力」「入試に対応する力」「言語の先にあるもの」など、教師によって様々な「ゴール」を視覚化していくと、決してそれらがバラバラな目標ではないような気がしてきました。それらはすべて一直線に並んでいて、結局「短距離走」を目指すのか、「長距離走」を目指すのかの違いではないかと思えてきたのです。そう気づいただけで、手がつけられない問題かと思っていたことが、少し前向きにとらえられるようになりました。
自ら自分の中にある何かに気づくきっかけを作ることが、このマインドマップのねらいなんだろうなぁ。そう考えると、すごくカウンセリング的な手法だと思います。使い方も気をつけないと怖いようにも思えてきたので、しっかり本を読んでおこうと思います。
来月は7月19日(土)の予定。夏休み初日だと思いますけど、みんなで集まって1学期を振り返りましょうね。