おれはすごい

 昨日は文法事項の導入から活用までを考えてみましたけど、教科書の本文をどう扱うかも同じように永遠のテーマ。結局これまでいろいろやってきたことを整理しながら一番いいバランスを見つけていく作業が必要のようです。

 新出単語は発音の確認・練習、意味とのつながりを意識させること。今のところ、オーソドックスに発音練習した後、ペアでトレジャーハンティングのゲーム。まぁ、カルタみたいなもんですね。用紙にバラバラに書き写していた新出単語を見ながら、読まれた単語をペンで先にマークした方が勝ちというシンプルなゲーム。それぞれが用意するからペアで2枚用紙があるので、2回戦が可能。2回目はこちらで日本語を読み上げて、英語にマークさせるのもよいでしょうね。音と文字、日本語と英語をつなげたいです。

 導入は文字からか、音声からか。いずれにしても、「理解する能力」を養いたいわけですから、手がかりを与えつつ自力で読み取れる(聞き取れる)ようにしたいわけです。そうすると、ポイントを読み取る質問を与えて読ませるようなタスクが思い浮かぶわけだけど、読み取り作業って個人作業にすると作業効率にすごく差が出てしまうし、ペアやグループ活動にすると一部の生徒に頼ってしまう傾向があります。その場で与える投げ込みの教材と違って、塾や予習によってレディネスも揃えられないところが一番の課題。

 となると、それぞれに責任を持たせるようなペアで取り組むタスク、ってのが理想だなぁ。それぞれ違うタスクを与えて、二人で協力しないと解決できないようにすればいい。個人の到達度に差がある場合は、同じタスクを追う生徒同士で情報交換させるといいかな、担当者会議みたいに。ブランクの場所が違うワークシートを渡して相談しながらギャップを埋めさせるとか、前半と後半で分けるとか。他にどんなアイディアがあるだろうか。いろいろ考えてたらぐるぐるしてきちゃいました。

 音読やそのあとのペアワークなんかはいろいろアイディアがあるんですけど、この前半部分の充実がないと、生徒の心に教科書の英文が残っていかないですよね。そしてこの前半部分はぼくがやるとどうも時間がかかりすぎる。自分が話しすぎているのも確かなんだけど、もう少しスマートにやりたい。その辺の工夫も課題だと思います。

 今回は自問自答なエントリですみません。こうやって書きながら自分の頭の中を整理しているのであしからず。

 いろいろ仕事が終わらなくてキツイですけど、生徒たちも追い込みでがんばってるからなぁ。最近弱気な発言が増えてきているので、自分を励ましながら何とか乗り切りたいです。職員室の机に意味もなく「おれはすごい」と書いて貼ってみました。少しは元気出たかな?

 どうでもいいんですけど、中島美嘉ビヨンセのニューアルバムって、ジャケット似てますよね。(蛇足)
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