遅くなりましたが、先週末におこなわれたサークルのご報告です。
今月はいつもお世話になっている及川先生(埼玉大学)をお招きしての授業研究会でした。学校行事等で参加者の集まりもいつもより遅めでした。忙しい時期なんですよね。9月・10月のサークル運営はいつも悩まされますが、予想を上回る人数が駆けつけてくれて、本当に助かりました。
前半は「be動詞と一般動詞の使い分け」についてでしたが、これについては近日中にまとめて別記事で書こうと思います。もう少々お待ちください。
本編は達人ビデオを鑑賞しての話し合いでした。時間の関係で授業すべてを拝見することができませんでしたが、見られなかった部分も含めて、授業内の活動の構成などについてもいろいろなご意見が出ました。
何よりありがたかったのは、このビデオで扱っているのが「ふつうのクラス」の「ふつうの授業」であったこと。飛び道具無しで、あいさつ&Teacher Talk→復習→オーラルイントロ→新出単語→教科書読解→音読→言語活動という流れは、自分たちの普段の授業を振り返るのに格好の「教材」でした。
だから、でしょうか(そして授業者がこの場にいないことも相まって)、いつもより厳しめの意見も多く出されて、日頃自分たちが無意識にやっている活動や教師の行動について改めて考えさせられることが多かったです。フラッシュカードの意味、オーラルで使うべき語彙・語法、生徒指名の順番・方法、活動の長さなど、教師の動きに焦点を当てて話し合うことが出来ました。
表情とアクション豊かに緊張気味の生徒をひっぱっていく先生の姿は、自分たちの研究授業での様子と重なる部分もあります。でも、あれだけ「いつもどおり」にやるのって難しいですよね。そんな「ふだんの授業」をこうやってビデオで世に送り出している授業者の先生の勇気と気概に拍手です。
及川先生には今回貴重なビデオをお持ちいただき、様々な話し合いのポイントを提示いただきました。そして、たまにはこうやって「ここにいない人」の授業をみんなで観て、話し合うのもいいものだな、と「サークル運営のアイディア」も広げてくださいました。どうもありがとうございました。