SETC&ASTEK 1月のご報告

 今月はご案内が遅くなったにも関わらず、たくさんの方々にご参会いただきました。感謝感激です。

 最初にY先生から、校内研修で発表された英語科の取り組みについてご発表頂きました。「基礎基本を身につけるために」ということで、丁寧な指導の様子がうかがい知れます。3年間を通したスピーチ指導や、語彙指導について話題が盛り上がりました。

 スピーチ指導では、実際の生徒の映像も見せていただき、丁寧にご指導されているなと感じましたが、スピーチをどう発展させていくのか、ということをみんなで考えました。preparedなものだけなく、impromptuなものにも対応できる(表現できる)力を伸ばすためにどんな活動が考えられるか、意見を出し合いました。でもimpromptuなものって、「何か特別な活動」というより、日頃の生徒とのやりとりや日常継続的におこなっている活動の中に仕組んでいくことが必要だと感じました。

 語彙指導は難しいですね。特に辞書の扱いが話題になりました。紙辞書か、電子辞書か。橋渡しや使い分けが大切なんだけど、生徒がそれぞれのメリット・デメリットを理解するのは、とにかく体験させないとダメだから、特に中学校3年間の中でしっかりと位置づけて指導しないなぁと思いました。

 Mother Teresaなどのリーディング教材の扱いについても話題になりましたが、その辺は私の発表の中で。

 後半は、私の方から中嶋塾の体験レポートと、教科書の扱いについて。

 中嶋塾のキーワードをご説明し、その中でどんなことがSETC&ASTEKにも活かせるか、考えました。設立の経緯もメンバーのレディネスも異なる団体ですが、生徒への指導を向上するという目的は同じはず。エッセンスを読み取る作業になりました。

 特にストップモーション方式のビデオ授業研究の中でおこなわれるジグソー学習的手法は、すぐにでも私達のサークルでも活用できると思います。教師自身が「学ぶ人」の立場を経験できるシステムでもあります。そしてMLの活用方法も、今後の課題です。ご案内・ご報告メールばかりが行き交うMLですが、もう少しお互いの顔が見えて、実践が共有できるようなMLにしていきたいです。

 時間の関係で、塾の報告がメイン。教科書の扱いについては、次回2月14日の前半に改めて発表します。そして、その2月14日のメインゲストはなんと松伏第二中のO西先生です! デジタル教材の活用方法・共有についてお話してもらいます。たくさんのデジタルグッズも持ち込んでの発表になると思います。英語科に限らず、デジタル教材に興味のある先生をどうぞお誘いください。会場もいつもより広めの部屋をご用意してあります。

 詳細は改めてまた後日に。お楽しみに。