即席3ヒントクイズ

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 はじめて当ブログをご覧になってくださっているみなさん、こんにちは。anfieldroadです。ご来場ありがとうございます。日々の実践やその他関係ないことを徒然なるままに書き綴っております。どうぞお気楽にお読みいただければうれしいです。

 さて、1年生では「指さしなりきり自己紹介」の延長で、インチキライティング→スピーキングに発展。

 まず、小さな紙片を一人一枚配布し、そこに日本語でも英語でもいいので名詞をひとつ書かせます。固有名詞も可です。ただし、難易度をコントロールするために、「手で触れられるもの」という条件にしました。(2分)

 次に名詞をひとつ書いた紙片を回収し、ランダムに配布します。紙片をもらった生徒は、表に書いてある名詞になりかわって、"I am〜"で自己紹介。裏面に英文を書きます。とはいえ、名詞や形容詞をまだまだ知りませんので、場合によってはカタカナもOKにしました。できれば3文書くのを目標にしました。(8分)

 全員がある程度書けたら、全員起立。近くの人とペアを作り、じゃんけん。勝った方が先に「問題を出す人」になります。今、自分で書いた3つの"I am〜"という英文が、そのまま「3ヒントクイズ」の問題になるわけです。じゃんけんに負けた人は、10秒以内に答えなければなりません。(勝った人が10カウントします) 10秒後、答え合わせをしたら、今度は役割を交換して同じことをします。お互いに問題を出し終わったら、紙片を交換し、また新たなパートナーを探して散らばります。(5分)

 という流れで、「即席3ヒントクイズ」をやってみました。

 終了後に紙片を回収し、チェックしてみると、いろんな問題が見えてきます。中でも一番は冠詞の問題。そもそも「形容詞」という概念が未習なので、ここで「名詞」と比較して簡単に解説。どんな時に a をつけるのか、生徒が書いた英文を示しながら紹介しました。(5分)

 生徒が書いた英文はスペルもいい加減ですし、そもそもカタカナ混じりだったりするので、正確に言えばライティング活動とは呼べません。あくまで「スピーキングのための補助としてのライティング」という位置づけです。一学期は一般動詞の文しか使わせなかった生徒たちに、今度はbe動詞しか使わせない。ちょっと意地悪ですけど、それくらい追い込まないと、どちらも身につかないような気がしたので、徹底してみました。(もちろん、定着にはまだまだ時間がかかりそうですけど)

 本当は、英文が書いてある紙片を回して、「読んで答える3ヒントクイズ」にしようかと思っていたんですが、配った紙片が薄っぺらくて、裏面の答えが見えてしまっていたので、急遽スピーキング活動に変更しました。まぁ、むしろよいトレーニングになったのではないかと思います。

 次回は教科書の音読の予定。意外に多い「3人の会話」をペアや個人でどう練習させるかが永遠の課題です。なんかいい方法ないですかねぇ。