SETC&ASTEK2月ご報告

 昨日はSETC&ASTEKでした。みなさんお忙しい時期なので人数は少なめでしたが、いつも通り熱いお話になりました。

 序盤は私から新We are the worldのお話。購入したばかりの動画を大スクリーンでお見せしました。大画面で見ると、やっぱり迫力がありますね。

 それから最近買った本を紹介。

Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本

Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本

 こちらは今読み始めたばかりです。いかに自然な英文を書くかに焦点を当て、自分の知識+専門家の知識(辞書など)に加えて、Googleを英文データベースとして活用する方法を紹介しています。今までもそんな風にウェブを使っては来ましたが、この本では効率よく、効果的に活用する方法が学べそうです。
大人のための落書き帳

大人のための落書き帳

 こちらはもっとユルい本です。たくさんの「落書きの描きかけ」があります。この「描きかけ」からインスピレーションを得て、自由に落書きできるようにするのがこの本の狙いです。原書は英国のものらしいので、英語と日本語によるちょっとした解説があります。それゆえ、英語の授業でも使えるんじゃないかと思案中。ライティングのきっかけにできるのではと期待しています。

 さて後半は今日の本題で、三郷栄中学校のW部先生から卒業期の指導について。大変お忙しい中、1月にあった研究授業のビデオを見せていただきながら、社会科とコラボして取り組んだいわば「卒業制作」に向けての取り組みをご紹介。

 授業はcan/can'tを使っての英詩の制作。生徒は自分たちと、途上国の子たちの生活を考え、何ができて、何ができないのか、を言葉にしていきます。やがてクラスメイトと詩を交換して鑑賞する中で、価値観の相違や、シンクロを体感していきます。

 生徒たちは、その後英詩をもとにポスター制作に取りかかり、完成した作品は、海外の施設や組織、国内の学校など様々な場所に送られていく予定です。「実際に外国に送るよ」と言った途端に「正しい英語を書かなくちゃ、伝わらない」と文法などにもこだわるようになった生徒たちの変容をみんなで観察、考察しました。

 その後、参加者の皆さんと

・中3のこの時期にどんな活動をしますか?
・生徒が「英語を学ぶ必然性や意義」を感じることができる活動は?

など、話題を広げながらお話をしました。

 それぞれの先生が、どんなことを考えて(願って)日頃英語の授業に取り組んでいるのかが見えてきた話し合いでした。W部先生、資料や授業の準備、ありがとうございました。

 さて、来月のご案内です。

 今のところ、春休み初日の3月27日(土)の予定です。来月は、英語教育から少し離れて、仕事術、ライフハックス、心理学をみなさんで学んでみたいと思っています。そのための専門的なスペシャルゲストをお招きする予定です。

 詳細は近日中にお知らせしますが、今からスケジュールを空けておくことをオススメします。お楽しみに。