Reading & writing Workshop

 都内某所で行われた中高英語教師向けのReading & Writing Workshopに参加してきました。

 午前中はReadingについて。

 参加者がそれぞれ持ち寄った英語の本について、思い入れを語りながら自己紹介。ここでの紹介も、このあとの活動につながってました。周りの人がが「読みたい」と思うきっかけを、いろんなところで自然に作らせています。絵本を紹介して下さった方が多かったですが、個人的に気に入ったのは、Peter H. Reynoldsの作品。

So Few of Me

So Few of Me

Ish

Ish

 絵本って、絵もそうだけど、文字のフォントが気になっちゃう。タイポグラフィ。もはや、単語の形やフォント、文の長さもアートです。しかも、それが実際に読まれるときの、ストーリー展開(速度)も左右するんだから、面白い表現方法ですよね。小説より余白が多く、漫画より大胆。ああ、絵本描いてみたくなっちゃった。昨夜、TwitterInDesignのことについてちょっと話してたけど、そういうのもいろいろできそうだなぁ。挑戦してみたいなぁ。アカデミックパックがあることを知り、さらに心揺れる。 さて、絵本を読んでて気になったのは、話の続きが気になってくると、ページをめくった瞬間ぼくは最初に文字を目で追ってることに気がつきました。何が起きたのか、文字で確認してるんだぁ、ぼくは。せっかく素敵な絵なのになぁ。まぁ、もちろん発達段階とかにもよりますが、情報を絵から得る人と、文字から得る人、どっちのほうが多いんでしょうね。いや、一般的に。オーラルイントロなんかやってても感じるけど、絵なのか音なのか。本当の意味でリスニングやリーディング能力を測定するなら、絵は排除するべきなんでしょうけど、日頃日本語環境でさえ、ノンバーバルな情報にずいぶん助けられているはずだからなぁ。どのくらい影響しているのかは知りたいところ。

 究極は、文字のない絵本。これも素敵でした。多読コースなんかでは、入門用に設定されてたりすることもあるけど、むしろレベル高い使い方がありそうな気もしますね。これはさすがに、絵を楽しめます(笑)

Sidewalk Circus

Sidewalk Circus

 午後はライティング。

 題材選びからdraft→revise→editの段階を体験。まず書かせて、そこからいろいろ支援していくんでしょうけど、ぼく自身はかなり欲張りなので、頭の中でかなりの量をreviseして半ばeditしてからじゃないと、文字が書けないんです。そういう子、いるよなぁ。そういう困った子(笑)には、どう支援していけばいいのかが、個人的には疑問。(自分はどう助けて欲しいのか、を考えればいいのか…?)

 我々中高教師は、思わず作品そのものをいいものにしようと、いろいろ指導してしまいますが、もっと大切なことは、その生徒をbetter writerに育て、次に生徒が書く作品がbetterになることを目指す、という視点。うーん、勉強になります。

 一日、readingとwritigをじっくり考えましたが、新しい出会いもたくさんあったおかげで、「詰め込んだ」というよりは「世界が広がった」といった気分。でも、もっと勉強しなくちゃなぁ。

ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)