でじたま第13回コミュニティー

 久しぶりのでじたま(=デジタル教材in埼玉)でした。先日、ついに「でじたま」会員が100名を超えたということで、節目の会になりました。そして満を持してiPadの登場。

 参加者3人にiPad1台が配られ、みんなで顔をつきあわせて話し合い活動をしました。このワークショップでも話題になりましたが、このデバイスの魅力は「みんなでのぞき込めること」でしょう。個人で作業するならiPadでいいし、ただ全員に見せたいだけなら、プロジェクターで大写しにすればいい。この微妙な大きさが人と人の距離を縮める働きをしているんですね。小集団でこそ活きる。ここをうまく活用したい。

 同じ大きさの紙でも同様の効果はある程度あるでしょう。でもiPadらしさを活かすなら、やっぱりピンチ機能(つまんで広げたりする機能)や、ビデオや音楽などのマルチメディア機能を有効活用したい。そんなハイテクな素材が、机の上に手軽に広げられる点にこそ、魅力があると思います。

 今のところ理科や社会の授業みたいに、資料を活用しながら気づきを促したり、考えを深めたりする教科での活用が便利。学活や英語、国語などでは、話し合い活動の素材を提供する使い方が面白そうです。

 そうそう、iPad版のKeynoteに初めて触りましたけど、なかなか便利でしたよ。あれなら子供たちでも簡単に使えるから、発表内容をスライドでまとめさせて、スクリーンに写しながら発表、って展開がより簡単に実現できちゃいますね。模造紙使ったり、OHPつかったり(も、それはそれで面白いんだけど)しなくても、効果的な発表になります。長期的に見れば、紙やインクのコスト削減につながるかも。

 その他、前にご紹介したでじたま発の書籍「デジタル教材かんたんレシピ」のご紹介や、NHKのクリエイティブ・ライブラリーのご紹介などがありました。

デジタル教材かんたんレシピ―ICT活用で授業を活性化!

デジタル教材かんたんレシピ―ICT活用で授業を活性化!

 この本はいいですよ。各教科での先進的なデジタル教材の活用法が紹介されているだけでなく、動画をパソコンに取り込む方法や、画像ファイルの形式についてなど、結構基本的な操作方法やICT知識などが写真やイラスト入りで紹介されています。

 え、そんなのもうわかるから要らない? いやいや、そんなあなたは職場で他の人から「これどうやってつなぐの〜?」なんて聞かれたりしませんか? もちろん基本的には喜んでお手伝いしますけど、こっちも忙しくて手が離せない時なんかは、「とりあえず、これ見といて!」って、まわりの人の「自立」を促せます(笑) おすすめです。

 NHKのクリエイティブ・ライブラリーは、NHK版のCC素材アーカイブみたいなもんで、プロが撮った短い映像などを、自由に(もちろん非営利などの条件のもと)加工したりできる素材として提供しています。おもしろいのは、このページ上で、(パソコンに編集ソフトがなくても)簡単な動画編集ができてしまうということ。ぼくもさっそく覗いてみます。

NHKクリエイティブ・ライブラリー

 今日の様子はさっそく「でじたまBLOG」にアップされています。JASELEに続いて、anfieldroadの後頭部(と横顔)が映ってますので、よかったら探してみて下さい。

 今日もいろんな人たちに会えて楽しかったです。SETC&ASTEKでお世話になってる方や、貴重な同期なんかにも会えたし、企業や大学の人たちと異業種な交流ができるのも魅力です。

 あ、今日はアップルの人も来てたんだ。あいさつしてくればよかった。というか、下手な営業の人よりは立派に(もちろん結果的に)販促活動をしている私に、あいさつに来てくれてもよいものを…(←知るか)

 全国各地で、私のせいでアップル製品を買わされたという人たちが「anfieldroad被害者の会」を結成しつつある、という情報も耳に入っています。「散財した!」「楽しくて仕事にならない!」「iPadまで欲しくなった!」「すっかりほっぺが真っ赤になった!」とお叱りの声が届いております。一応、誠心誠意「アフターサービス」につとめることで、補償とさせていただいております(笑) どうか、お許しを。

 って、ぼくはiPad持ってないんだから、iPad買ってもぼくのせいにしないでよねっ!