英語家庭学習指導ガイドブック

　昨日、ポストに２冊の本が届いてました。

　１冊は『STEP英語情報』11・12月号で、これまで第２回、第３回と私が担当してきた「テストで英語好きを育てる」の連載は今号から友人の上山晋平先生に引き継がれました。今回は「テスト前後の指導で英語好きを増やす」です。中高両方の経験がある上山先生ならではな記事になっています。ぜひ御覧ください。

　もう１冊は、その上山先生の新刊本『英語 家庭学習指導ガイドブック」です。

45の技で自学力をアップする！　英語家庭学習指導ガイドブック (目指せ！英語授業の達人17)

　家庭学習の心構えから、具体的な配布資料、生徒が実際に書き込んだサンプルなど、実例がふんだんに紹介されています。教室での具体的な指示から、提出後のフォローアップの方法まで、生徒のやる気を引き出すTipsがいっぱいです。私も１ページだけですが、コラムを書かせていただきました。以前にブログでもちょっとだけご紹介した「失敗しないテスト学習計画の作り方」です。

　あ、ちなみに上山先生には『成長する英語教師をめざして』にて「中学校２年生」を指導する喜びと苦労を語っていただいていますから、個人的にはこれで今年３つ目のコラボですね。こういう方と一緒にお仕事する機会をいただけて、本当に刺激になります。

成長する英語教師をめざして―新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り

　上山先生の書籍に関してはAmazonでの取り扱いが始まったらまた改めてご紹介しますが、立ち読みや購入ができる明治図書のサイトはこちらです。

４５の技で自学力をアップする！　英語家庭学習指導ガイドブック（明治図書）

　明治図書さんの書籍は、どれも具体がたくさんで、とてもわかりやすいです。授業ですぐに役立つものが多いです。一方で、いい大人である教師に対してちょっとだけ「親切すぎる」かなと感じるものもあります。たくさんの具体を何も考えずコピーするのではなく、読み終わった後にそれぞれの読み手が（著者も書籍内で書いているだろうけど）「つまり◯◯を成功させる指導の秘訣は◯◯なんだなぁ」とか「そういうのって、他の指導の場面でも共通することだよなぁ」という風に、ポイントをメタに整理して、理解するプロセスが大切だなぁと感じています。