2012年2月例会のご報告

 埼玉県の公立高校は本日は出願日。街中に中学生が溢れてました。ご準備や対応でお忙しい先生も多いことと思います。そんな時期におこなわれたSETC&ASTEK2月例会も、多くの方にご参会いただき、賑やかに開催することが出来ました。

 今回はパソコンの無料ソフトを使ってリスニングテストを作ろうというワークショップ形式でした。実際に2人組で録音→編集をしてもらったり、オリジナルのリスニング問題を実際に作ってみたり、参加してくださった先生方に作業をやってもらう場面が多かったです。もう少し時間があれば完成したのに!というところで終わってしまいましたが、そのぶん家に帰ってからすぐに取り組まれた方もいらっしゃったようで、会を開いた甲斐がありました。

 Windows版のAudacityは私もまだよくわからない中で作業していましたので、みなさんに助けられながら私も機能を理解する機会となりました。どうもありがとうございました。

 今回東京から片道2時間かけて初めて参加してくださったS先生からは、以下のような感想メールをいただいています。

昨日の勉強会に参加させていただき、ありがとうございました。見ず知らずの私を温かく迎えてくださったこと、本当に感激いたしました。

勉強会の内容もとても参考になりました。家に戻ってから、なんでマイクの音がとれなかったのかな〜とあれこれいじっていたら、システムの音声録音システムでマイクのところがミュートに設定されていました・・・ので、そこを直したら無事録音できました。さらに、自分のパソコンでやると録音内容の分割が出来なかったりと、まだまだ研究する余地はありますが、音楽を重ねてみたり、あれこれと試してみました。

この勉強会は、片道2時間かけて通うだけの、いやそれ以上の価値があると思いました。

講師をしていて感じましたのは、多くの先生方が生徒指導や校務分掌などであまりに忙しく、授業の研究や準備がほとんどできずにいるんだな、ということです。(あるいは授業をおろそかにしている???)残念なことです。

だからこそ、このような刺激的な会を通じて、月に一度でも授業のアイデアをシェアしたり新しい技術を学んだりすることで、少しでも魅力ある授業作りができるよう工夫していくことは大事なことです。10年も20年も同じような手法で同じような授業をしていてはいけないですよね。時代も子どももこれだけ急激に変化しているのだから、教師も進化する必要があります。 そういう意味では、年配の先生方同様、若い先生方から学ぶことがたくさんあると感じています。

まだまだ学ぶことがたくさんあるって、本当にわくわくします。こんなわくわく感を与えてくださり本当に感謝いたします。また、英語を学ぶ生徒たちにもわくわくを感じてもらえるように、これから頑張っていきたいと思います。

 こういう感想メールをいただくと、本当に嬉しいですね。

 また、今月は私が日頃お世話になっている埼玉大学の及川先生が「参加者」として来てくださいました。及川先生にはこれまで何度かspeakerとして来ていただいていますが、今回はふらっと参加者として。他の先生方と一緒に作業を楽しんでいらっしゃいました。そして会の様子をさっそくブログでご紹介してくださっていますので、こちらもぜひお読みいただけると嬉しいです。(→ 及川賢のブログ「PCでlistening問題を作る」

 小学校の先生から大学の先生まで、いろんな立場の方々が参加者として、発表者として関わってくださるのも、このサークルのいいところだなぁと実感しております。多くの方のおかげでサークルが成り立っているんですね。本当にうれしいです。

 来月は、3月24日(土)16:00〜19:00まで。いつもの春日部市中央公民館にスペシャルゲストをお迎えする予定です。誰が来るのかなど詳細は、メルマガをご購読してくださっている方にだけご案内します。とても素敵な会になると思いますので、今から予定を空けておくことをお勧めします。