生徒にとってのグルグル、教師にとってのグルグル

 昨日は某所で少しお話をさせていただきました。初任校でお世話になった先生にお声をかけていただいたので、行かないわけにはいきません。短い時間でしたが精一杯がんばってきました。

 さて、最近はすっかり「グルグル伝道師」的ポジションにいるので、今回も参加した先生方を相手にグルグルを実演してきたんですけど、「グルグル」って、実際に体験してみたいとわからない部分がたくさんあるようです。少し前に別のところで実演した時も「靜先生の本を読んではいたけど、いまひとつピンときてなかった。今日やっとイメージが掴めた」という感想をいただきました。

 実際、私自身も大学院に行く前に「心・技・体」を読んで生徒を相手に自己流でやってみてはいたのですが、院で靜流を生で体験して、自分がやってみたのとは全然違うことを知りました。例えば私の場合は本で紹介していたのとは違い、教師は動かず生徒がグルグル動いてくるシステムにしていました。でもこれじゃ、グルグルのよさが半減しちゃいます。やっぱりこれは教師が動くところに意味がある。

英語授業の心・技・体

英語授業の心・技・体

 そんなわけで実際に生徒役を体験してみると、グルグルが生徒にとってどれだけ有意義かわかると思います。でも、実際に教師役を体験してみると、それがさらに教師にとっても有意義なものであると気づくと思います。教師の指導観を揺さぶられるほど面白い。だから、実際に教師役を体験した人は、あれを「ただの発音チェック」と「矮小化」しないと思います。

 そういう意味では伝導のために参加者が交代でグルグルを体験するようなワークショップとかができたら、面白いかも知れませんね。というか、靜先生にグルグルやってもらうのが一番刺激的かとw

 さて、昨日は他にもいくつかの活動をご紹介しました。私としてはいつもどおりのお約束の活動たちですが、より詳しくハンドアウトなども載せてますので、ご興味のある方はどうぞ御覧ください。また、地元のサークルについてはこちらを御覧ください。最新情報は随時このブログでご案内いたします。

◎レベル別補助プリント
 →教科書音読シート
◎ペアで全文ディクテーション
 →キキトリン
◎覚えて、読みながら書き写す
 →カキトリン
◎絵やキーワードを頼りに自力で英文を再生
 →教科書を言おう!

 ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。私にとっても、すごく勉強になる会になりました。ご不明な点があれば、いつでもお問い合わせ下さいね。