定期テストは自作のマークシートで!

 今日は地区の駅伝大会引率でした。おかげさまで女子チームは見事に優勝。県大会に進みました。男子チームも激戦区で区間賞を取った子もいて、みんなよくがんばってました。この時期こうやって出張で学校を空けることが多いけど、クラスは生徒(と副担の先生)ががんばってくれてるので安心です。ありがたや、ありがたや。

 さてさて、今週は採点の祭典。

 前に『STEP英語情報』の拙稿でもご紹介しましたけど、定期テストでは自作のマークシートを使ってます。A4版の表面はマークシートでリスニング、リーディング、文法・語彙問題の一部を問う。裏面は文法・語彙の英語を書かせる問題とライティングの解答欄になっています。

 ライティング系の問題をたくさん出すためには、それ以外のところを手早く終えてもらえるようにしないといけないこともあり、リーディングなどは割りきって四択にしてます。マークシートだと出題パターンが一定になってしまいがちですが、生徒も出題パターンが予想できるからしっかり準備ができるので、波及効果を考えるとむしろ教育的にはいいのかなと思っています。

 せっかくなので、今回の解答用紙(表面)をご紹介。

 解答用紙はExcelで作ってますが、こんな感じで正答になる部分のセルに色を付けて印刷しておき、その部分をカッターで刳り抜けば採点用シートが作れます。(下の青いシートが採点用シート)

 このシートを生徒の答案に重ねると…

 採点作業は黒く塗られた数を数えるだけ! 普通はマルをつけた後マルの数をかぞえてることを考えると、単純に半分以下の仕事量で終わります。これは楽だし、ミスも少ない!

 ちなみに大抵の場合は誤答の数をかぞえることになるので、かぞえながらそこに赤ペンで印をつけちゃいます。こうしておけば、生徒が返却後「修正して」持ってくることもできないし、何より模範解答の伝達をしなくて済みます。だから最近は模範解答も配布してません。(裏面の答え合わせは黒板に書きながら解説します)

 ね、便利でしょ? 

 ちなみに裏面のライティング・セクションの解答用紙はこんな感じ。

 基本的に日本語はあまり書かせず(今回はゼロ)、英語もできるだけ文単位で書かせてます。解答が埋まると英語ばっかりになるから、テスト終了時それなりに充実感の味わえる解答用紙になってます。こっちの採点はそれなりにかかりますが、英作文の採点はシンプルな観点別なので比較的速くできていると思います。

 課題は、マークシートの答案を返されても、何ができて、何ができなかったのかがわかりにくい、というか、そもそもこのテストでどういう英語を勉強したのかがわかりにくい、ということ。そこで、テスト返却時にそのテストで扱った英文を書き写すという「あの素晴らしいテストをもう一度」という活動をおこなっています。(詳細はこちら→「あの素晴らしいテストをもう一度」

 マークシートにすることで、苦手な子でもそれなりに点数が取れるので、「オレ無理」って最初から諦めちゃう子を減らすこともできるし、個人的には2年生後半以降は、このスタイルでテストを作ってます。みなさんもよかったらお試しください。サンプルのExcelシートはこちらです。どうぞご利用下さい。
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