OSXのタグ機能で、フォルダ分けにさようなら

 冬休みに自分のためにやった作業の1つが、OSXのアップデート。ずっと後回しにしてたMavericks化に取り組みました。ついでにMacBookAirの方は、SSDを一度綺麗にしてOSの再インストールしました。

 ネット環境の問題などで、ちょっと苦労しましたが、なんとか無事終了。今ではデスクトップもすっきりです。

 さて、以前にも「フォルダ分けをやめてみました」という記事でご紹介しましたが、私は基本的にコンピュータ上にフォルダをあまり作っていません。その代わり、デスクトップ上に"Doing"と"Done"という名前のフォルダを作り、現在作成中(作業中)のファイルを"Doing"に置き、作業が終わったら"Done"に移す、という使い方をしてきました。"Doing"フォルダがちょっとした「ToDoリスト」になるので、便利なんです。

 今回、Mavericks化したのを機に、そのファイル管理システムを更に少し改定することを考えました。それは、新OSより「タグ」が本格的に使えるようになったことによります。

 「タグ」は、1つのファイルに複数の意味合いを持たせることができるシステムです。フォルダで分類する場合、例えば定期テストの問題は「英語」というフォルダに入れるべきか、「テスト」というフォルダに入れるべきか、迷ってしまいます。フォルダはどちらかにしか入れられませんが、タグの場合は両方をつけることができるのです。なので、あとで「英語」と「テスト」のどちらのタグでソートしても、目的のファイルに辿り着けるわけです。これは便利です。

 もともと、私の場合は、

英語_音読シート_2年_L6C.docx

のように、ファイルにタグっぽい名前をつけていたのですが、今回せっかくOS上でタグがつけられるようになったので、一番左側につけていた大きめのカテゴリ(「英語」「部活」「学校」「個人」など)については、タグを用いてみることにしました。ファイル名から「英語」などを外せるようになるので、短くなって一覧性も高くなりますし。

 ということで、今は少しずつですがファイルにタグをつける作業をしています。

 タグは、画像ファイルやPDFファイルなんかにもつけられるで便利です。例えばちょっとした新聞の切り抜きPDFなんだけど「これ、あとで道徳の授業で使えるかも」なんて思ったら、念のため"Moral Edu"のタグをつけておけば、あとで辿りやすくなります。使用目的が複数ありそうな写真などの管理が楽になります。

 今回は思い切ってDoing/Doneのフォルダ分けもやめてみました。だから、一番最初のデスクトップ画像にもフォルダが1つもなかったと思います。文書ファイルはすべて「Documents(書類)」フォルダに放り込みました。

 Doing/Doneの分類は、タグで対応することにしました。つまり、現在作業中のファイルには"Doing"というタグをつけておくわけです。そうすれば、"Doing"タグでソートすれば、これまでと同じように即席「ToDoリスト」が出現します。作業が終わったらタグを外せばOKです。

 まだ新システムに移行中ですが、慣れてくればすごく楽にファイル管理ができるようになるんじゃないかな、と思います。
 
 実はOSXでは6色しかタグを色分けできません。タグ自体は7つ以上に増やせますが、色がダブってしまうのです。もっとあれば便利なんだけど、逆にあまり色数がないせいで、大きなところだけタグに置き換える、という「精選」ができたので、よしとします。何事も「制限」をすることで、見えてくることがありますね。