ディクトグロスその後

 さて、ディクトグロスに取り組んでいる2年生ですが、前回の授業では聞き取り&メモ整理がメインになってしまって、ライティングでの再生まであまり時間が使えませんでした。そこで、次の授業でも冒頭で時間を取って、メモの内容を英文にする作業をやってみました。

 でも、なかなか文の形にならない…。

 I like 〜.みたいな文なら、それなりにスラスラ書ける子たちでも、教科書本文の再生となると、全然反応が変わってしまいます。構造的なものはほとんど同じなのになぁ、と思いつつ、だからこそ一人称以外の英文を書く練習って、しっかりやっておかないといけないなぁと感じます。

 そこで、再生すべき内容を聞き出しながら、意味順に整理してみました。

 聞き出す時も「誰が?」「どうしたって?」「何を?」といった感じに、「意味順合いの手」で引き出していきます。このメモがあると、当たり前ですが英作文に取り掛かれる生徒が増えます。だから、自分でこの状態までたどり着けるようになるための練習が必要ですね。

 そういう意味では、『エイゴラボ』の「使ってみる」のコーナーが、くだけた日本語を意味順に分割するトレーニングになっているので、感覚を磨けるのではないかと期待しています。今はそのページを家庭学習にしちゃってるので、どこかで授業の中でも取り上げて、活用してみたいです。