新しい場所、新しい授業

 さて、新天地での生活もあっという間に2週間が過ぎました。入学式後5日(金)からさっそく授業が始まり、この間の11日(木)でとりあえずすべての初回授業を終えました。いよいよ、来週から本格的な授業がスタートします。

 私が担当しているのは主に教職課程の英語科教育法の授業です。大学2年生から3年製が対象です。まだオリエンテーション的な授業しかやっていませんが、とっても楽しいです。やりがいのあるお仕事だと思います。

 まずは学生たちの英語力を知るために、2年生は教科書音読、3年生は自己紹介というタスクを与え、練習してもらっています。一学習者としてただ英語を読む / 英語で話すのではなく、英語教師としてモデルになる / 学習者の理解を促す読み方、話し方ができるかどうかが試されるので、素材は中学校2年生くらいのレベルですけど、結構難しいと思います。

 模擬授業とかも追々やっていきますけど、まずは生徒を前に英語を使う回路を作るのが最初のお仕事かなと思っています。さっそく悪戦苦闘しながらも頑張って練習している学生の姿を見て、嬉しくなりました。

 また、初年度からありがたいことに3、4年生が所属するゼミも持たせてもらうことになりました。こちらは特に今年は私が学生を募ったわけでもないので、広く英語教育について学ぶ機会を作れればと思っています。とりあえず、「私の英語学習歴」を日本語で書いてきてもらって、それを英語で発表し合うタスクに取り組みました。日常的な会話であれば少しはできるという学生も、語彙や表現に戸惑い、また準備無しで話すという経験があまりないようなので、かなり苦労していました。学習者(例えば中学生)の気持ちを再体験してもらうことができたかなと思います。

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 今後、全員の学習歴をじっくり読み直した上で、「自分たちに共通すること」「中高の英語教育が果たすことのできる役割」をディスカッションしようと思っています。その後、「達人」の学習歴を読んで、自分たちがさらに上に行くためのヒントも考えたいです。ちょうど先日takeondo先生がご自身の学習歴をブログに綴ってくださっていたので、それを読ませてみようかな。(みなさまの学習歴をまとめた第1回のまとめ記事は、ブログ移行にともないトラックバックというシステムそのものが飛んでしまったので、見つからなくなってしまいました。頑張って探して再度まとめてみようかな。)

 ということで、転職に伴う事務的処理と授業準備に追われて全然余裕のない2週間でしたが、授業はとりあえず順調にスタートできたかなと思います。今後、研究や先生方のサポートという面でも取り組みが始められればと思います。

 とりあえず、元気にやってますよ、というお知らせでした。今後もどうぞよろしくお願いします。