自分が会いたい人の話を聴こう

  有料ポッドキャスト【英語教育2.2CAST】の2020年3月号が発売になりました。その中で、【anfieldroad meets】というコーナーがスタートしました。これは2月号から始まった【TAMURA Yu meets】の姉妹版で、MCがそれぞれゲストをお呼びしてお話する対談コーナーというかインタビューコーナーです。

 

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 2月号では、タムさんが関西学院大学の寺沢拓敬さんをお招きして、とてもおもしろいお話を伺いました。ちょうど岩波新書から新刊『小学校英語のジレンマ』を発刊されたばかりで、その裏話なども聞けて、この本を読むのがさらに面白くなると思います。

 

小学校英語のジレンマ (岩波新書 新赤版 1826)

小学校英語のジレンマ (岩波新書 新赤版 1826)

  • 作者:寺沢 拓敬
  • 発売日: 2020/02/22
  • メディア: 新書
 

 

 ちなみに3月号でもこれから寺沢さんの3回目が放送される予定です。そちらでもこの本のお話をしてくださるので、ぜひそちらもどうぞ。

 

 この【meets】シリーズは、タムさんの方では研究者の方を、私の方では中高の英語の先生を、それぞれお呼びしてお話を伺う予定です。理論も実践も、気軽に聞けるメディアを作りたいと思って始めました。今のところ結構好評いただいていて、ありがたい限りです。

 

 昨日配信した【anfieldroad meets】の1回目では、盟友の松本涼一先生にご登場願いました。よく考えたら、番組の中でまともな紹介を全然してなかったのでこちらで少し書かせていただきます。

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 松本先生は福島県の中学校の先生で、震災で本当に大変なご苦労をされて、一時は埼玉県に生徒と一緒に避難されながら教壇に立たれていました。もともと様々なセミナーなので全国でワークショップ等をされてきた先生で、最近は、noteで意欲的に発信もされています。

 

 

 私は、中嶋洋一先生の勉強会で松本先生に出会い、以来幸運なことに様々なところでともに学ばせていただいてきました。大修館の共同連載や、上山先生のご著書でもご一緒してますし、自分が編纂した本でも、「3.11 以降の英語教師として」という題で文章を書いていただいています。

 

英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り

英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り

  • 発売日: 2014/08/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  そんな松本先生の考えていること、願っていることを、できるだけ自然な形で多くの方に届けたいと考え、今回の最初のゲストにお呼びしました。ただ、私はもともと松本先生に似ているなぁと感じていることもあって、「わかる〜」「そうだよね〜」というお話ばかりになってしまいましたが、久しぶりにお話をすると、常に新しい何かを見つめながら先に先に進んでいる先生の姿に敬服するばかりです。

 

 私の世代は採用も少なく、地域ではなかなか同年代の先生にお会いすることができません。そういうこともあって、ネットや遠方の勉強会に繰り出していったわけですが、そこでは自分なんかよりすごいことをやっている同年代、もしくは若い先生方がたくさんいて、その事実を知るだけで、ものすごい刺激になりました。

 

 こうして、また一緒に何かを作る機会が持てて、本当に嬉しいです。ここでのやりとりが、私の自己満足に終わらずに、少しでも多くの人に伝わって、多くの先生方の励みになれば嬉しいです。