年頭のご挨拶2021

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 新年のご挨拶は毎回この画像でいいだろう、ということで毎年使い回しです。ご容赦ください。でも本当にこんな気持ちです。

 

 昨年末はドタバタしていて、あまり一年間の振り返りもできませんでした。コロナ禍ということで、昨年末は「いつもとは違った」という振り返りを書かれている方が多いですが、私の場合、その前の年も環境が大きく変わって激動だったので、なんだか毎年いろいろ違うので、何が「ふつう」なのかがわからないままです。

 

 大学に勤めるようになって、体の自由が効くようになったので、本当ならいろいろな学校等に足を運んで、現場の先生方のお手伝いに行きたいと思っていたのですが、昨年4月以降は当然ながらそのような機会がほとんどなく、教育実習でお世話になっているゼミの授業を参観しに、2度ほど中学校に行ったくらいです。

 

 今年は、まずは感染状況が果たしてどのようになっているのかによって、また全然違った一年になるのだと思いますが、どういう形でもいいので現場の先生方のお手伝いができればと思っています。オンラインでもなんでも対応できますので、何かあればお声かけください。

 

 なんといっても、4月からは新しい中学校学習指導要領がスタートするので、教科書も変わり、観点も変わり、現場は大忙しだと思います。その意味では、前回の投稿でご紹介したNewsletterという形で、少しでも現場の先生方に情報提供というかアイデアの提供ができればと思っています。

 

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  情報提供、という意味では今年の3月にこれまで長い間準備してきたものが、2つ活字として世に出る予定です。1つは英文法に関わる専門書で、もう1つは教材です。どちらも「これまであまりないモノ」かな、と思っています。なんとか順調に発刊されましたら、改めてご案内させていただきます。

 昨年は大修館『英語教育』誌において、「漫画を連載する」という私の小さい頃からの夢が1つ叶いました。(漫画はおまけなんですけどね…) おかげさまでそれなりに評判もよく、虎ノ門からのクレームで途中で打ち切られるということもなく、なんとか3月号まで描かせていただくことができそうです。

 

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   (「導入って必要?」2020年4月号より)

 

 大学の授業のほうは、約2年間やらせてもらって、ある程度ペースというか、自分なりのやり方が見えてきたところがあります。とはいえ、学生はこちらが投げかけた以上のことを返してくれるので、年々求めるところが増えていっているような気がします。その意味では、毎年バージョンアップが必要ではありますが、それは教師としてとても嬉しいことですね。

 

 おかげさまで、私が着任してから、英語科の教員採用試験に受かる人、臨時的任用も含めて卒業後に英語教師になる人が、毎年増えています。これは本当に嬉しいのですが、実はそれより嬉しいことは、「卒業後教員になるわけではないのだけど、教職課程を最後まで頑張って英語科の教員免許を取る人」の数が増えていることです。それって、もちろん学生本人にとって教員免許を取得することに価値があると思いますけど、実は世の中にとっても、すごく意味のあることだと思うんです。

 みなさんご存知のように今の学校現場が教員が足りていません。コロナ禍により、少人数学級なども注目されてはいますが、仮にそうなったとしても、教員免許を持っている人が増えないと、学校に英語教師を供給できないじゃないですか。産休代替の先生が見つからずに現有戦力で必死に耐えている学校もあるので、「あ、免許持ってますよ」「やりましょうか?」と言ってくれる(言える)人を1人でも増やしておくことは、きっと「世の中のため」だと思っているんです。なので、教職課程を頑張ってくれている学生たちのために、今年も少しでもいい授業をしたいと思っています。

 

 あとは、ちゃんとご報告はしてなかったかも知れませんが、昨年4月より博士課程にて研究に取り組んでいます。ちゃんとした研究に取り組むのは修士以来ですし、そもそもその修士から8年もの時間が経っていますので、昨年は研究のお作法を取り戻すだけで精一杯の一年でした。研究計画は定まりつつありますので、今年はより具体的に作業を進めて行こうと思います。

 場合によっては、先生方にお力をお借りするような場面もあるかも知れませんが、そんな相談をさせていただいた折には、もしよろしければちょっとでもお手伝いいただけたら嬉しいです。研究の成果は、(決してダイレクトに授業につながるものばかりではないかも知れませんが)いずれかの形で先生方にお還しさせていただくつもりです。

 

 勤務校は昨年も6月から多くの授業を対面で実施していますが、東京都内の感染者数も急増していて、今年4月から全面的に対面に戻すとすでに宣言している本校も、果たしてどういう対応になるのかまだまだ先がわかりませんね。いずれにしても、オンラインとオフラインのハイブリッドな形態がこれからの1つのスタンダードになっていくのかも知れないので、その中でどんなことができるか模索していきたいです。

 

 個人的にはエレベーターとかエスカレーターとかを使うようになって、運動量が減り、体力が落ちているような気もするので、3階くらいまでなら頑張って階段を使うことを今年の目標にしようと思います。(志が低い…)

 

 相変わらず不規則な更新になるかと思いますが、今後もこのブログを何卒よろしくお願いいたします。2021年、年頭のご挨拶でした。