表現することが辛いなら

 スピーチの原稿作成に三者面談。スピーチはさじ加減が難しい。生徒の個性を引き出しつつ、スピーチとしてまとめなくてはならない。誘導しすぎても面白くないし、自由にさせすぎるとまとまらない。でも最後は、その子のスピーチになるように支援していく。そしてやっぱり、聴く人に伝わるようなものにしてあげたいもんなぁ。今年もがんばります。

 今日も今日とてヒーローズ。物語は一段落で新たな展開へ。これまで蒔いた種が、芽を出し、つながっていく感じ。面白いんだけど、少し疲れてきたので観るペースを落とす。

 ふと、普通のテレビに画面が戻ったとき、キリンのどごし生のCMが目に入る。グッさんが出てるあのシリーズ。おつまみが足りないと言うことで、海女姿で海に飛び込むアレです。別になんてことはないCMなんだけど、チュートリアル福田が海に飛び込む瞬間に出る「ご注意」が目につく。曰く、

一般に海の漁には漁業権による制限があります。このCMの撮影は、地元漁業の了解のもとおこなわれました。

といったところ。うーん、なんて下世話な。

 まぁ、この手の「お断り」はCM業界では珍しくなくなっちゃったけど、誰に気を遣ってるんだろう? CM見て真似してしまう馬鹿な人とのため? それで被害に遭うかも知れないと起こる漁業関係者? 一瞬のテロップとはいえ興ざめですよねぇ。なんか、「表現」が楽しくない時代になってしまったんですね。少しだけでもそういう世界を目指していた人間として、寂しいような気もします。

 全然関係ないかも知れないけど、森山直太朗の新曲が話題です。「生きてることが辛いなら、いっそ小さく死ねばいい」というアレです。まぁ、歌詞を全部読んでみてくださいな。たぶん作詞は御徒町凧さんですかね。もしくは共作かな。こういうストレートな歌って少ないから良いと思うのになぁ。もちろん、いろんなレディネスの方がいらっしゃるのはわかりますが、誰かにとってマイナスだからといって全部ダメになってしまう風潮が微妙。どうしたもんだろうか。

 表現の自由を語っているところでなんですが、先日ブログで上司の悪口を書いてた教員が免職になりました。私も少し気を遣って書かないとダメかなぁ。(笑)