第1回ENGINSのご報告

 いよいよ始まりました、ALTのためのサークルENGINS。第1回の会合には6人の人が参加してくれました。

 ちなみにENGINSは「エンジンズ」と読みます。ENGlish INStructorsの略です。同時にALTが日本の英語教育界のエンジンとなって、driveしていこうという願いが込められています。さらに、「日本語には『円陣』という言葉があるんですけど…」という話をしたら、みんな喜んでくれました。まさにALTのための「サークル」なんですね。

 第1回目は特にテーマを決めてなかったので、まずは集まったメンバーで自己紹介。でもそれも普通にやってはつまらないので、今3年生でやっているProject"I"を日本語でチャレンジ。代表「生徒」に質問をあびせる人たち。考えながらがんばって質問に答える人。一生懸命メモを取る人。面白かったです。

 この活動から高校でのグループワークの話に発展。ペアやグループの組み方について意見を交換しました。なんか、普段のSETC&ASTEKと変わらないマクロな視点の議論。そしていろいろなアイディアがある中で、「結局、日本のpedagogy(教授法)って誰が決めてるの?」という根源的な問いかけ。教員養成や免許更新制の話にまで発展しました。ALTも「日本の教育システム」や「教育者の教育システム」に強い関心があるんですね。

 その他、話は様々に広がり、「発音よりリズムだ!」「sの発音の時の舌の位置なんてみんな違うじゃん」「茨城弁はドイツ語みたい」「教科書って、ロジックの違うspokenとwrittenの英文が混在してるよね」なんて話で盛り上がりました。私のレポートでは伝わらないかも知れませんが、全体的にアカデミックでレベルの高い論議でした。

 次回は私とRobでCOSMOSやPodcastのご紹介をする予定です。もちろん、集まったALTから取り上げて欲しい話題を吸い上げていって、ALTが求める情報がシェアできる会にしていきたいです。11月8日(土)を予定しています。

 終わったあとは駅前でFood&Drinkでした。そちらもジョッキのビールを「哲学」したり、楽しい会になりました。