1年生も英語の歌を再始動。
今年度ラストの曲は"Stand by me"にしました。教科書にも出てくるから、ちょうどいいかな。あえてJohn Lennon版でやってみようか最後まで迷ったけど、やっぱりBen E. King版が歌いやすくていいですね。あのイントロと歌い出しで、ぐっと生徒の心をつかめるし。(w
Stand By Me: Original Motion Picture Soundtrack
- アーティスト: Jack Nitzsche
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1994/06/17
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John Lennon版はその昔、野島ドラマ「世紀末の詩」で使われてたんだよなぁ、なんて古い話を紹介してしまったけど、今はKIRIN FREEのCMでも使われてたんですね。このCM見たことなかった。
変わったところでは、少し前にゴスペラーズ版が三井住友フィナンシャルグループで使われてました。これは覚えてる。
大和証券のやつは、さらに変わってておもしろい。
あと、個人的には(今、ホットなw)山崎まさよしがキリンのCMでカバーしていた記憶があるんだけど、探してもCM映像が出てこない。あれ、かっこよかったんだけどなぁ。仕方がないので、ライブ映像で。こちらもかっこいい。←途中で弦切れてるけど(w
って、集めてみると、ホントたくさんありますね。「お酒」「不動産」「証券」とおじさま世代をターゲットにしてるから、こういう名曲が使われるんでしょうね。何せ、原曲は50年くらい前の歌ですから。で、肝心のBen E. King版って何のCMで使われてたのかはわからない。そもそもオリジナルは、ビートルズみたいにCMでは使われてないのかな。(自信なし)
さて、時を同じくして、自分のクラスでは映画"Stand By Me"を見せ始めました。ちょうど学校のテレビも液晶50型デジタルに切り替わったので、こけら落としに。
スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2007/05/30
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少し前に3年生に見せたときは、進路を控えてやがて離ればなれになってしまう子供たちに、自分たちの未来を重ねていたようでした。当たり前のように思える毎日が、ずっとは続かないことを知る寂しさ。そして、どんなに想像してみても到底わかることのない、他人が抱える傷の深さ。そして、自分とは「違う」人と時間を過ごすことの意味。
公立中学校って、いろんな環境、センス、悩み、趣味、夢を抱えた生徒たちが集まる場所だから、価値があるように思うのです。高校や大学、会社みたいにタテかヨコが揃った世界では、見ることのできないダイバーシティーが、そこにはあります。小中学校時代からの友達の中には、「なんでこいつと友達なんだろう?」と思うような人がいたりするじゃないですか。そんなに「違う」人たちと、仲良くなれる不思議な空気が中学校にはあるんでしょうね。
最近、同窓会で会う中学時代の友人と話していても、同じようなことを感じます。中には、当時一度も話したことがない人もいるんだけど、なぜか話ができてしまう。当時つるんでた友達も、今の職業も趣味も、全然違うのに不思議です。
私立中学校受験を考えている保護者のみなさん。公立中学校で学ばせるのも悪くないですよ。公立は地域や学校によってはいろいろあるでしょうが、勉強以上に学べることがあると思います。まぁ超高貴(と思われるよう)な私立学校でも、最近は「乱暴な」子とか、いろいろいるみたいですけど。(←扱いにくい話題ですが、学校関係者としては気になるニュースです。)
さて、今年度も残り三週間。一日一日を大切に過ごさなきゃ。生徒たちにも、そう感じてもらえたらいいな。