春休みのうちに手に入れておきたい「新年度スタートに便利な3冊」

 何年か前に書いた「春休みのうちに読んでおきたい「授業開きに役立つ5つのアイディア」」という記事が割りと好評で、この時期になるとよく読まれているようで嬉しいです。

 授業で役立つ具体的なアイディア集だった前記事とはちょっとだけ趣を変えて、今日はもう少しメタな視点での新年度準備を考える書籍とノート、オススメ3冊をご紹介。

『英語 家庭学習指導ガイドブック」

 授業の中でのトレーニングについては、この1年間でいろいろ生徒に伝えて、実際にやってきたつもりだけど、それを家庭でやってよね、と言っただけではなかなかやってくれないものです。生徒ができるだけ自主的に取り組んでくれる(ように錯覚させてくれる)「仕組み」が大切ですね。

 というわけで、上山晋平先生のこの本を久しぶりに引っ張り出して、家庭学習ノートの作らせ方、提出方法、点検方法あたりのページを再読。新年度は家庭学習ノートをつくろうと思っているので、私も自分なりにアレンジして実践してみようと思っています。

 あ、ちなみにこの本の最後のコラムページで「テスト計画表の作り方」について、私も書かせてもらってます。よかったらそちらもあわせてご覧いただけると嬉しいです。

スクールプラニングノート

 このブログでは何度も紹介している、教師向け週案です。

スクールプランニングノート2014

スクールプランニングノート2014

  • 作者: スクールプランニングノート制作委員会
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 日付が最初から入ってるのも便利だし、職員会議資料とか月間スケジュールとか色々貼れるような設計になっているのも素敵。

 何より、生徒のがんばりや気になることをメモできるスペースがあるのがいいですね。どうしても「気になること」欄に生徒指導的なメモばかりしてしまって、「ほめたいこと」欄が真っ白になりがち。でもそうなると、「いいこともなんか書いておかないと寂しいな」とその日にあったささいな「いいこと」を思いめぐらして、たいていの場合は1つくらい思い浮かんだりするから面白いです。マスがあると埋めたくなる、という心理については前にも書いたけど、これもある意味同じ仕組みですね。

 学事出版さんのサイトはこちら

忘れないぞう

 新年度、いわゆる「生活記録ノート」をどうしようか悩んでます。生徒の連絡帳+教師との交換日記みたいなやつです。あれ、とてもいいんだけど、空き時間があまりないので、見る時間がないんです。

 で、そのための解決策を少し前に「中学生にも『手帳術』を」という記事で書いたんだけど、その中で「欲しい」と書いていた、連絡帳部分だけ独立した中学生向け手帳が出ていることを知りました。その名も、「忘れないぞう」。


 日付がすでに入っているのも便利です。大きさもこれまた私の希望通りA5版。フリーノートが何ページくらいあるかだけが気になるところ。これにちょっと工夫した別の日記帳を使わせれば、提案したスタイルが実現できそう。新年度に学年の先生方に提案してみようっと。(「工夫した別の日記帳」については、実践後にご紹介しますね)

 詳細は地域教材社さんのサイトでご確認ください。