今年度は大修館『英語教育』誌で連載をもたせていただいています。「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」というコーナーです。
これまで扱った「当たり前」はこんな感じ。
4月号: Repeat after meって必要?
5月号:ノート作りって必要?
6月号:文法事項の導入って必要?
7月号:定期テストって必要?
8月号:宿題って必要?
9月号:単語テストって必要?
10月号:学習指導案って必要?
11月号:フレーズの暗記って必要?
まぁ、タイトルは煽り気味ですが、実際には「こんなRepeat after meなら要らない」みたいな「条件付き」が多いんですけど、その中でも「ノート作り」とか「学習指導案」なんかは割と「要らない」というメッセージを発信できたかな、と思っています。
最新刊の12月号では「フラッシュカード」の是非を問うてます。言ってしまえば、私は「要らない」派なんで、今月あたりはお読みになってクレームが編集部に届いちゃうんじゃないかな、とも思います。
英語教育(に限らないですね、教育)では、これまで広く取り組まれてきた何かを「要らない」というのはなかなか憚られるところがあります。目の前にそれを何十年も頑張ってきた先生がいらっしゃると、ストレートに「要らない」とは言えないですもんね。でも、だからとって、みんなで黙っていたら「悪習」はなくなっていかないわけで、そういう意味ではお気楽な立場になった私がみなさんにいろいろ考えていただく機会を設定する言う意味で「要らない」と言うことには意味があると思っています。
だから、本当はこの連載のスタートに際して、「反論も含めて読者の意見を載せる場所」を作りたいと考えていて、ネット上でそういう場を作れないか編集部さまと相談もしてきました。最終的に、編集部さまとして設置していただくことはできなかったので、私が勝手に作っていくしかないかな、と思っています。このブログのコメント欄でもいいんですが、Twitterのハッシュタグとかのほうが、少し気楽に発言していただけるでしょうか? #フラッシュカードの要不要 とかで。( #○○って必要? にしたかったけどハッシュタグは?使えないので)
今回のフラッシュカードなんかは、日頃から丁寧に指導に活用されている人も多いな、と思っているので、反論も多いと思うんですよね、あるいは、「こう使えば効果的なんだよ!」というご提案もあるかと思います。むしろ私はそういうのを聞かせていただきたいです。
編集部さまも気を遣ってくださっていて、「クレームとか来てないですか」とお尋ねしても、「連載好評ですよ」なんてやさしいお言葉をくださるだけなので、実際の読者の方の反応が知りたいところでもあります。(霞が関からクレームが来ていないかも不安です)
ということで、「そんなに煽るなら日和ってないでもっとザクザク斬り捨てろよ」という叱咤激励も含めて、みなさんからのご意見をお待ちしています。12月号、ぜひ読んでみてください。