教育

ディクトグロスにおけるインプットの壁

今日は某附属中の研究発表会に行ってきました。人の授業をじっくりと参観するのは久しぶりです。お世話になった方々にもお会いできて、とても実りのある会になりました。 2年生の授業は、Reading(音読)からSpeakingへ。書いた原稿から目を離して話すとい…

ワークの答えを回収することに意味はあるのか?

『エイゴラボ』の評判が気になって時々リアルタイム検索をかけてみるんですけど、教員より中学生のつぶやきがひっかかるので別の意味で興味深いです。最近は勉強時間と内容を記録してつぶやくアプリもあるので、そういう学習履歴なんかも結構ひっかかります…

ノートづくりをやめてみる

今年は少しずつでも、まとまっていなくても、自分の記録と整理のために更新していきます。 さて、副教材選びです。見本が届いてますので、同僚の英語科の先生と「ああだこうだ」言いながら、1年間のプランを考えます。 ワークはもう決めていたのですが、組…

年度の計は卯月にあり

新年度、あけましておめでとうございます。 ついそんな挨拶を口にしながら4月1日に出勤してみたのですが、学校現場にとって4月1日は「元旦」のようなものですね。これからの1年間を考えると、この3月・4月にどれくらい準備ができたかが、1年の出来を…

別の世界とつながること、それぞれの世界を尊重すること

先日ある記事にコメントをいただきました。文面から察するに、おそらく現在の勤務校の保護者の方からだと思われます。あたたかい励ましの内容でとてもありがたかったのですが、コメント内に私の本名が書かれていたので、申し訳ありませんが非公開とさせてい…

「ノートづくり」を考えよう

さて、副教材についての記事でも触れましたが、教科書準拠ノートを使わなくなった経緯についてもう少し書いておこうと思います。 準拠ノートというのは、ノート見開きで教科書1セクション分の内容をまとめるようにデザインされているノートで、左上に新出単…

教科書準拠ワークをやめてみた

これまでにも何度か書いてきた副教材選びのお話。 「副教材選びあれこれ」(2009年) 「教科書準拠ワーク不要論」(2009年) 「教科書準拠ワークをやめてみる」(2008年) 3月のサークルでは副教材の見本市もおこなったので、それも踏まえての今年度の副教…

今日の「めあて」を示すこと

昨日、小学校の外国語活動の授業を参観してきました。拠点校として、小学校での教科化や中学校との連携を研究している学校なので、すでに文字指導が始まっていたり、スキル的な単元目標が設定されていたり、刺激的な授業研究会でした。 中学校の英語科教員も…

「教師のまわり」を広げる

オフラインでは宣伝するのが恥ずかしいので、Twitterやブログでくらい(頻繁に)宣伝させてくださいね。英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り作者: 柳瀬陽介,組田幸一郎,奥住桂出版社/メーカー: ひつじ書房発売日: 2014/08/22メディア: 単行…

あの頃の未来に、ぼくらは立っているのかな

お盆休みにちょっと実家に寄ってみたら、懐かしいものを発見。 10年前の学級通信です。当時は初任校で2年生を担任していました。この子たちを卒業させずに次の春に異動してしまったので、いろいろ思い入れがあります。5組はクラスカラーが赤でしたので、「…

少人数授業で起こりうる同僚問題をスマートに解決する授業方法

書けるときに書かないとなぁということで連日の更新。ブログ記事はケチャップみたいなもの。書けるときはドバドバ出るw 今年度、2年生の授業ではもう一人の英語科の先生と一緒に少人数指導に取り組んでいます。 英語科における少人数指導については、実は…

春休みのうちに手に入れておきたい「新年度スタートに便利な3冊」

何年か前に書いた「春休みのうちに読んでおきたい「授業開きに役立つ5つのアイディア」」という記事が割りと好評で、この時期になるとよく読まれているようで嬉しいです。 授業で役立つ具体的なアイディア集だった前記事とはちょっとだけ趣を変えて、今日は…

中学版「英語の授業は英語で」雑感

たまには真面目な話でも。 某所から、中学校でも「英語の授業は英語で」という提言がありました。少し前からその界隈ではちらほら聞こえてたけど、最近唱える人の声が大きくなってきましたね。 高校と違って中学校の英語の授業では、今までも「授業中の英語…

高校入試が変われば、授業が変わる

気がつけば師走。 11月の終わりには初任者研修のお手伝い。12月1日は上智大学での英語教育シンポジウム。4日は町の研究授業と、相変わらずの怒涛でした。 少し遅くなりましたが、シンポジウムを振り返っておきます。 今回は高校入試分析チームの一員と…

オープン・ザ・なやみ

久しぶりの降雪で、すっかり真っ白な学校。窓の外の景色が眩しいです。 1時間目の道徳は「悩み相談会」でした。厳密に言えば道徳というより学活寄りの内容ですね。今日はこちらの本で紹介されている「オープン・ザ・なやみ」というアクティビティをやってみ…

スピーチコンテストの「内容」点はどう評価するべきか?

まったく時期はずれではあるんですが、少し前に突然スピーチコンテストの評価についてぼんやり考え始めてみたら、特に「内容(Contents)」の扱いについて、なにやらいろいろ考え始めてしまったので、まったくまとまりはありませんが、備忘と思考の整理のた…

「怖くない先生」が「怖い」と感じていること

このブログではできるだけ政治的な発言は避けてきたんですけど、今回のこのニュースは、自分の教師としてのアイデンティティに関わる問題だと思うので、少しだけコメントを。 気になったのは一昨日のこのニュース。 「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科…

卒業までの日めくりカウントダウン・カレンダー

ちょっと気が早いんですが、少し前の学活の時間にクラスのみんなで「卒業まであと何日」の日めくりカウントダウン・カレンダーを作ってみました。卒業直前になって「あと何日」って言われてドタバタしたり後悔したりするより、2学期のうちから先を見通しな…

「協同学習」を通して見える「英語科」のいろいろ

現場に戻ると、やっぱり日々の業務が忙しくて英語教育のことばかりじっくりと時間をかけて考える余裕がないものですね。ブログの更新も滞りがちで恐縮です。 ということで、たまには昨年までの生活を思い出そうと、久しぶりのカフェ読書。短時間でしたが、い…

僕らの出会いを、誰かが別れと呼んでも

本日は合唱コンクールでした。 これまで合唱ネタの記事を書いた時に何度も「いつかは自分のクラスに歌って欲しい曲」として挙げてきた「虹」を、ついに今年はうちのクラスが歌ってくれました。まず、選曲の段階で、この曲を選んでくれたみんなに感謝です。 …

前向き、後ろ向き

先日の記事に対して、高校の先生を中心に複数のメールをいただきました。高校現場でリアルに感じている焦りや不安が伝わって来ました。「決まったこと」だからと現場の声を切り捨てるのではなく、決まったことだからこそ、いろいろな学校の条件を考えて具体…

生徒にとってのグルグル、教師にとってのグルグル

昨日は某所で少しお話をさせていただきました。初任校でお世話になった先生にお声をかけていただいたので、行かないわけにはいきません。短い時間でしたが精一杯がんばってきました。 さて、最近はすっかり「グルグル伝道師」的ポジションにいるので、今回も…

公立高校入試にはいろんな難易度の問題を出して下さい

さて、夏休みに入りましたので(あんまり忙しさは変わりませんが)前々から書きたかったことを書いておきます。県の高校入試問題についてです。 先に結論から言っておくと、問題の難易度をもっといろいろバラつかせて欲しい、ということです。今の問題は、あ…

家庭でひとりでも勉強できる教科書に

今日は出張で教科書展示会に行って来ました。 といっても、中学校は今年の4月からもう新しい検定教科書になっているわけで、数年後にまた採択し直す際には各社ともまた新しい教科書になるんだから、今見に行く理由ってなんなんでしょうね。昨年採択前にもぼ…

シンプルに英語を読んで聞いて書いて話す授業

昨日のワークショップで出た質問について。 リズム音読の練習中にいろいろ解説を交えちゃうと、生徒は集中力を欠いてしまいませんか? むしろずっとリズム音読やってると飽きちゃったり、眠くなったりしますから、あえていろいろ織りまぜてます、と返答。 リ…

少人数授業と技能教科の未来

現任校はずっと英語科で「少人数指導」を実施してきた学校です。しかも少し前まではさらに「習熟度別」にも取り組んでいて、当時の英語科の先生方はなかなか苦労されていたようです。おそらくクラスサイズを小さくするメリットよりも、複数の教員で1つの学…

ICTの隆盛が学校教育に残すもの

今月号の大修館『英語教育』はICT特集。英語教育 2012年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2012/02/14メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る ぼくもそういう機器が大好きだし、実際に授業にも活用してきましたが、天邪鬼なのであ…

トレーニング的学参に見る教師の役割

書店で、学参や受験用問題集を眺めてて思ったこと。 あ、別に網羅的にいろんな学参を検討した上で言ってるわけではないので、ちゃんとした傾向とかはわかりませんし、特定の教材を薦めたり貶したりしているわけではないので、そのへんは予めご了承ください。…

Do schools kill creativity?

TEDは前から時々眺めてたんですけど、今日Twitterで流れてきたのが気になって久しぶりに見てみたら、これもよかったなぁ。(TEDのスピーチ、はてなダイアリーに貼れるのかなぁと思って試してみたらダメで、でも調べてみたらTEDはYouTubeにもチャンネルを持っ…

校長による「哲学」の授業を参観して

英語で書くのに疲れると、筆休めに日本語で書きたくなります。きっと英語の場合、頭の中にあることがアウトプットされるのに手間取るので、ストレスが溜まるんでしょうね。こうやって日本語で考えながら書ければ楽なんですけど。 さて、先日近隣の私立中の「…